なみだ‐たけ【涙茸】
イドタケ科のキノコ。木材を腐らせる菌で、建物の湿った所などに繁殖し、扇形に広がり、白色から暗褐色になる。発育中は水分を含み、涙のように水滴を出すのでいう。
なめ‐たけ【滑茸】
エノキタケの別名。
なゆ‐たけ【萎ゆ竹】
「弱竹(なよたけ)」に同じ。〈名義抄〉
なよたけ
加藤道夫の処女戯曲。「竹取物語」とジロドゥーの「オンディーヌ」をモチーフとする作品。5幕9場。慶応義塾大の大学院在学中に書き始められ、昭和21年(1946)「三田文学」に発表。昭和26年(195...
なよ‐たけ【弱竹】
《「なよだけ」とも》細くてしなやかな竹。また、女竹(めだけ)の別名とも。なゆたけ。「—の繁れる宿にまとゐしてただ世にそへむ数は知るやは」〈宇津保・沖つ白浪〉 [補説]作品名別項。→なよたけ
なら‐たけ【楢茸】
タマバリタケ科のキノコ。夏から秋、枯れ木などに生える。傘は直径5〜15センチで、表面は淡黄褐色。細長い菌糸束を生じて広がり、菌糸の若いものは発光する。食用。はりがねたけ。《季 秋》
なり‐たけ【成り丈】
[副]「なるたけ」の音変化。「—早く帰りたいの」〈漱石・それから〉
なる‐たけ【成る丈】
[副]《動詞「な(成)る」に限度の意を表す名詞「たけ(丈)」の付いた語から。「なるだけ」とも》できる限り。できるだけ。なるべく。「—早く来てください」
にが‐くりたけ【苦栗茸】
モエギタケ科の毒キノコ。春から秋にかけ、枯れた幹や倒木に群生。全体がクリタケに似るが、やや小さく、硫黄色を帯びる。
にが‐たけ【苦竹】
マダケまたはメダケの別名。