たま‐の‐おぐし【玉の小櫛】
玉で飾った櫛。また、美しい櫛。「さしながら昔を今につたふれば—ぞ神さびにける」〈源・若菜上〉 [補説]書名別項。→玉の小櫛
たまのおぐし【玉の小櫛】
「源氏物語玉の小櫛」の略称。
たま‐の‐おごと【玉の小琴】
玉で飾った琴。また、美しい琴。「ひざに伏す—の事なくはいたくここだく我恋ひめやも」〈万・一三二八〉
たまのお‐の【玉の緒の】
[枕] 1 玉を通す緒の意で、その長短から「長し」「短し」、乱れたり切れたりすることから「思ひ乱る」「絶ゆ」「継ぐ」、玉が並んでいるようすから「間(あひだ)もおかず」などにかかる。「—長き春日を...
たま‐の‐おび【玉の帯】
石帯(せきたい)。ごくのおび。
たまのおや‐じんじゃ【玉祖神社】
山口県防府市にある神社。祭神は玉祖命ほか一座。周防(すおう)国一の宮。玉祖大明神。俗称、たまっさま。
たま‐の‐かんざし【玉の簪】
キジカクシ科の多年草。葉は長楕円形で、縁は軽く波打つ。夏から秋に、白色で香りのある花を総状につける。花は夕方開き、朝閉じる。中国の原産で、観賞用に栽培。
たま‐の‐こし【玉の輿】
1 貴人の乗るりっぱな輿。 2 女性が婚姻によって手にする富貴な身分。
玉(たま)の輿(こし)に乗(の)・る
女性が、高い身分の人や多くの財産を所有する人の妻になる。
たま‐の‐さかずき【玉の杯/玉の盃】
玉で作った杯。また、美しい杯。ぎょくはい。「思ふどちかり場の小野にまと居してさしこそかはせ—」〈丹後守為忠百首〉