おし‐どり【鴛鴦】
1 カモ科の鳥。全長48センチくらい。雄の冬羽は橙(だいだい)色や緑色で美しく、翼に銀杏羽(いちょうば)があり、冠羽やほおの飾り羽をもち、くちばしは赤い。雌は全体に地味な灰褐色で、目の周囲から後...
お‐せち【御節】
1 節(せち)の日に特に作る料理やお供えの餅(もち)。節供(せちく)。→御節料理 2 正月や五節句などの節日(せちにち)のこと。節(せち)。
おち‐くぼ【落ち窪】
《落ちくぼんだ所の意》家の中で、普通の床より一段低い所。落ち間。「—なる所の、二間なるになむ住ませ給ひける」〈落窪・一〉
おち‐ま【落(ち)間】
1 他の部屋よりも床が一段低い部屋。おちくぼ。「長四畳の—にでも、肩身の狭い日々をくすぶっているとしたら」〈嘉村・秋立つまで〉 2 京阪地方の歌舞伎劇場で、平土間のこと。
おつじくしゅう【乙字句集】
大須賀乙字の句集。著者没後の大正15年(1926)、岩谷山梔子(いわやくちなし)・名和三幹竹(さんかんちく)の編集により刊行。
おつねん‐とんぼ【越年蜻蛉】
アオイトトンボ科の昆虫。体長約4センチくらい。体は黄褐色に青銅色の紋が散在する。成虫で越冬し、春になってから卵を産む。北海道・本州・ユーラシア大陸に分布。
お‐でん【御田】
《「でん」は「田楽(でんがく)」の略》 1 さつまあげ・はんぺん・焼きちくわ・つみれ・蒟蒻(こんにゃく)・大根などを、汁をたっぷり使って煮込んだ料理。煮込みおでん。関西では、関東だき・関東煮とよ...
おとひめ‐えび【乙姫蝦】
十脚目オトヒメエビ科のエビ。体長6センチくらい。体色は透明で深紅色の横縞がある。房総以南の太平洋、インド洋に分布。
お‐なが【尾長】
1 尾の長いこと。 2 カラス科の鳥。全長37センチくらいで、その半分は尾の長さ。頭は帽子をかぶったように黒く、体は青灰色、尾と翼は青い。アジア東部とヨーロッパのイベリア半島に分布し、日本では、...
おなもみ【葈耳/巻耳】
キク科の一年草。道端などに生え、高さ約1メートル。葉は浅く3〜5裂し、互生する。夏から秋、枝先に雄花を、下部に雌花をつける。実は楕円形で鉤(かぎ)状のとげがあり、他にくっつく。果実は漢方で蒼耳子...