ありっ‐きり【有りっ限り】
「ありきり1」に同じ。「ふところに—の銭が両国までの汽車賃にたりなくて」〈宇野浩二・苦の世界〉
あれっ‐きり
[副] 1 かつて経験した事柄を、その時を最後として一度もしていないさま。あの時だけで。あれきり。「あの人には—会っていない」 2 見たとおりの状態で、それ以上でもそれ以下でもないさま。あれきり...
いっぺん‐こっきり【一遍こっきり】
[副]1回を強く限定する意を表す語。一度かぎり。「—しか言わない」
かかりっ‐きり【掛(か)りっ切り】
ある物事だけをすること。かかりきり。「一日中、客の応対に—だった」
かっきり
[副] 1 数量・時間などに、端数のないさま。ぴったり。きっかり。「—2時に終わる」「10メートル—」 2 区切りがはっきりしているさま。くっきり。きっぱり。「公私の別を—(と)つける」
からっ‐きり
[副]「からきし」に同じ。「衣を着てしまえば手が出ねえや、—」〈一葉・たけくらべ〉
くっきり
[副](スル)物の姿や形が非常にはっきりとしているさま。「—(と)した画像」
こっきり
[副]かたい物が突き当たったり折れたりするときの音を表す語。また、そのさま。ぽっきり。「(飴ノ)青や赤の縞になったのを—噛み折って」〈中勘助・銀の匙〉
[接尾]数詞に付いて、物事がそれだけで...
これっ‐きり【此れっ切り/是っ切り】
《「これきり」の促音添加》「これきり」をやや強めて言う語。副詞的にも用いる。「残りは—だ」「—会えない」
しゃっきり
[副](スル) 1 ぴんと張っているさま。気持ち・態度・姿勢などがしっかりしているさま。「—(と)背筋を伸ばす」「もっと—しなさい」 2 歯ざわりがよいさま。また、みずみずしいさま。しゃきしゃき...