天下(てんか)は一人(いちにん)の天下(てんか)にあらず乃(すなわ)ち天下(てんか)の天下(てんか)なり
《「六韜」文師から》天下は君主一人の専有物ではなく、天下の人々の共有物である。
天下(てんか)は回(まわ)り持(も)ち
天下を握る人は次々と変わるものだということ。また、貴賤・貧富などの運命は人々の間をめぐるということ。
天下(てんか)晴(は)れて
世間に気がねする必要なく。おおっぴらに。「—夫婦になる」
てんか‐にん【天下人】
⇒てんかびと(天下人)
てんか‐びと【天下人】
天下を取った人。天下を統一した人。てんかにん。
てんか‐ふん【天花粉/天瓜粉】
キカラスウリの根から製した白いでんぷん。子供のあせも・ただれ予防などに用いる。あせしらず。《季 夏》「—ところきらはず打たれけり/草城」
てんか‐ぶつ【添加物】
ある物に、あとから加える別の物。「食品—」
てんか‐プラグ【点火プラグ】
ガソリンエンジンなどの内燃機関で、点火コイルで発生させた高電圧を受けて火花放電させ、混合気に点火するプラグ。電極部分には白金またはイリジウムが用いられる。点火栓。スパークプラグ。イグニッションプラグ。
てんか‐まつり【天下祭】
《江戸時代、将軍が上覧したところから》山王祭(さんのうまつり)や神田祭
のこと。《季 夏》
てんか‐むそう【天下無双】
《古くは「てんかぶそう」とも》天下に並ぶものがないこと。「—の剣士」