ときわ‐さんざし【常磐山樝子】
バラ科の常緑低木。枝にとげがあり、葉はやや幅広く縁に小さなぎざぎざがある。5、6月ごろに白い花が咲き、10、11月ごろに丸い実が多数房状について濃赤色に熟す。ヨーロッパ南部の原産。
と・ぐ【研ぐ/磨ぐ】
[動ガ五(四)] 1 刃物を砥石(といし)や皮でこすってよく切れるようにする。「刀を—・ぐ」 2 米などを水の中でこするようにして洗う。「米を—・ぐ」 3 みがいてつやを出したり、汚れを取ったり...
とけし‐な・し
[形ク]《「とげしなし」とも》もどかしい。じれったい。待ち遠しい。「歩みくる間も—・く、なう我が君かなつかしや」〈浄・千本桜〉
とげ‐うお【棘魚】
トゲウオ目トゲウオ科の魚の総称。遡河(そか)型と陸封型がある。背部と腹びれ・しりびれに硬いとげをもつ。雄は産卵期に婚姻色を呈し、巣を作り、卵・幼魚を守る習性がある。北半球の温帯・冷帯に分布。日本...
とげ‐ぐも【棘蜘蛛】
コガネグモ科のクモ。体長約6ミリ。腹部側方に二対、後方に一対の硬いとげ状の突起をもつ。樹間に丸い網を張る。本州以南に分布。
とげ‐だ・つ【刺立つ】
[動タ五(四)] 1 とげが立つ。「—・った木」 2 とげとげしくなる。かどだつ。「—・った言葉」
とげ‐とげ【刺刺】
[副](スル)とげとげしいさま。とげがあって、親しみにくいさま。「—した顔つき」
とげとげ‐し・い【刺刺しい】
[形][文]とげとげ・し[シク] 1 とげ立っている。みるからにとげのようである。「—・く尖(とが)った梢を張って居る」〈寒村・冬〉 2 態度や言葉づかいにとげがある。つっけんどんである。「—・...
とげ‐な・し【利気無し】
[形ク]しっかりしたところがない。気がきかない。「—・きものをば、あへなしと言ひける」〈竹取〉 [補説]一説に、「遂げなし」で、やりとげることができない意とも。
とげ‐ぬき【刺抜き】
肌にささったとげを抜きとること。また、その用具。