取(と)り付(つ)く島(しま)
頼りとしてすがるところ。取り付き所。多く、あとに打消しの表現を伴って用いる。「つっけんどんで—もない」 [補説]文化庁が発表した平成24年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い方とされる「取...
とり‐つく・す【取(り)尽(く)す】
[動サ五(四)] 残らず取ってしまう。全部取る。「実を—・す」
とり‐つくろ・う【取(り)繕う】
[動ワ五(ハ四)] 1 ととのえて見よくする。「体裁を—・う」 2 不都合などを隠そうとしてうわべを飾る。「陽気に振る舞って悲しみを—・う」 3 間に合わせに修繕する。「ふすまの破れを—・う」 ...
とり‐つ・ぐ【取(り)次ぐ】
[動ガ五(四)] 1 間に立って、一方から他方へ用件などを伝える。「主人に—・ぐ」「意向を—・ぐ」「電話を—・ぐ」 2 製造元と小売店との間などに立って、商品売買の中継ぎをする。「仕入れを—・ぐ」
とり‐つけ【取(り)付け】
1 取り付けること。機械・器具などを設置すること。「湯沸かし器の—」「—料」 2 いつもその店から買っていること。また、その店。買いつけ。「—の酒屋」 3 恐慌などのとき、信用を失った銀行に預金...
とり‐つ・ける【取(り)付ける】
[動カ下一][文]とりつ・く[カ下二] 1 ある物を他の物に装置する。「防音壁を—・ける」 2 自分の方に引き寄せて獲得する。「約束を—・ける」 3 いつもその店に注文して買う。よく配達してもら...
とり‐つた・う【取り伝ふ】
[動ハ下二]取り次ぐ。受け伝える。「かかる御文(ふみ)なども—・へ始めけれど」〈源・東屋〉
とり‐つづ・く【取り続く】
[動カ四] 1 次から次へと続く。引き続く。「—・き追ひ来るものは百種(ももくさ)に迫め寄り来たる」〈万・八〇四〉 2 生計を立てていく。「商売物を小体にして、渡世に—・き」〈浮・歌三味線・一...
とり‐つぶし【取(り)潰し】
取りつぶすこと。特に、江戸時代、幕府が大名や旗本の家の断絶を命じ、所領などを没収すること。
とり‐つぶ・す【取(り)潰す】
[動サ五(四)]組織・計画などを消滅させる。「圧力をかけて組合を—・す」 [可能]とりつぶせる