せせ‐く・る
[動ラ五(四)] 1 手でいじりまわす。せせる。「小鼻の脇を指先で—・りながら」〈三重吉・小鳥の巣〉 2 落ちつかないで、せかせかする。「雨を請ひて—・り歩いて」〈四河入海・一〉 3 身体をすり...
そ‐ちゃ【粗茶】
粗末な茶。茶を人にすすめるときにへりくだっていう語。「—ですが一服どうぞ」
だい‐じ【大事】
[名] 1 重大な事柄。容易でない事件。「国家の—」 2 大がかりな仕事。大規模な計画。「—を成す」「—を企てる」 3 たいへんな結果。非常に心配な事態。「—に至らないで済む」 4 出家して悟...
で‐ばな【出花】
番茶・煎茶(せんちゃ)に湯を注いだばかりの香味のよいもの。「鬼も十八、番茶も—」「—を入れ替えて参りました、さあどうぞ」〈左千夫・春の潮〉
どう‐か
[副] 1 心から丁重に頼み込む気持ちを表す。どうぞ。なにとぞ。「頼むから—見逃してくれ」 2 具体的な方法はともかくとして、ある問題の解決を望む気持ちを表す。なんとか。どうにか。「小遣いぐらい...
な
[副] 1 あとに動詞の連用形(カ変・サ変は未然形)を伴って、禁止の意を表す。…するな。「妹があたり我(あ)は袖振らむ木の間より出て来る月に雲—たなびき」〈万・一〇八五〉 2 「な…そ」の形で、...
な‐さか【名さか】
《「なさが」とも》悪い評判。悪評。多く「なさかの立つ」の形で用いられる。「どうぞ—の立たぬやうに」〈浄・天鼓〉
なさり◦ます
[連語]《動詞「なさる」の連用形+丁寧の助動詞「ます」》 1 尊敬語「なさる」の丁寧表現。「どうぞ—◦ましたか」〈洒・遊僊窟烟之花〉 2 「お」「御(ご)」を伴った動詞の連用形または動作性の漢語...
なさ・れる【為される】
[動ラ下一][文]なさ・る[ラ下二] 1 「なさる1」に同じ。「そんなにあわててどう—・れたのですか」 2 「なさる2」に同じ。「どうぞお召しあがり—・れませ」
なに‐とぞ【何卒】
[副]《代名詞「なに」+格助詞「と」+係助詞「ぞ」から》 1 相手に強く願う気持ちを表す。どうぞ。どうか。「—お許しください」 2 手段を尽くそうとする意志を表す。なんとかして。ぜひとも。「拙老...