ながめ‐の‐はま【長目の浜】
鹿児島県、甑(こしき)島列島の上甑島北部にある砂州。長さ約4キロメートル、幅50メートルの浜。砂礫(されき)が波によって水面上に現れた地形で、なまこ池(海水)の北端から貝池(汽水)を間にはさみ、...
ながめ・ふ【眺め経】
[動ハ下二]物思いに沈みながら月日を過ごす。和歌では多く「長雨(ながめ)降る」と掛けて用いる。「我が宿の嘆きの下葉色ふかく移ろひにけり—・ふるまに」〈かげろふ・上〉
ながめ‐まわ・す【眺め回す】
[動サ五(四)]まわりをひととおり眺める。「珍しげに—・す」
ながめ‐もの【眺め物】
眺めて楽しむもの。眺める価値のあるもの。「一生の—ながら、女の姿過ぎたるはあしからめ」〈浮・一代女・三〉
ながめ‐や・る【眺め遣る】
[動ラ五(四)]はるか遠くを眺める。また、その方向へ目を向けて見る。「空のかなたを—・る」「物音のする方を—・る」
なが・める【眺める】
[動マ下一][文]なが・む[マ下二] 1 視野に入ってくるもの全体を見る。のんびりと遠くを見る。広く見渡す。「星を—・める」「田園風景を—・める」 2 じっと見つめる。感情をこめて、つくづくと見...
ながめ‐わ・ぶ【眺め侘ぶ】
[動バ上二]物思いに沈んで、やるせなく思う。「例は暮らしがたくのみ霞める山際を—・び給ふに」〈源・浮舟〉