なき‐かえ・る【泣き返る】
[動ラ四]激しく泣く。泣き入る。「雲路をも知らぬ我さへもろ声に今日ばかりとぞ—・りぬる」〈後撰・雑四〉
なき‐かげ【亡き影】
[連語] 1 死んだ人のおもかげ。また、死者の霊。「—やいかが見るらむよそへつつながむる月も雲がくれぬる」〈源・須磨〉 2 死後。亡き跡。「いかで—にてもかの恨み忘るばかりと思ひ給ふるを」〈源・澪標〉
なき‐かず【亡き数】
[連語]死んだ人の仲間。「—に入る」
なき‐かわ・す【泣(き)交(わ)す/鳴(き)交(わ)す】
[動サ五(四)] 1 (泣き交わす)互いに泣く。泣き合う。「手を取り合って—・す」 2 (鳴き交わす)鳥獣・虫などが、互いに鳴く。「畦(あぜ)でカエルが—・す」