おもい‐はな・る【思ひ離る】
[動ラ下二]心にかけなくなる。気持ちが離れる。「あらぬ様になりなば、少しも—・れ給ひなむと、思ふなり」〈狭衣・二〉
かしこ‐がお【賢顔】
利口ぶった顔。得意そうな顔つき。「上になり下になり、ころびあふところに、—に上下寄って」〈平家・五〉
おきて【掟】
《動詞「おき(掟)つ」の連用形から》 1 守るべきものとしてすでに定められている事柄。その社会の定め。決まり。また、法律。法度(はっと)。「家の—」「—に背く」 2 かねてからの心づもり。計画。...
おきなわ【沖縄】
日本最南端の県。沖縄諸島・先島(さきしま)諸島、および尖閣・大東両諸島からなる。県庁所在地は那覇市。琉球王国があったが、明治12年(1879)沖縄県設置、第二次大戦では日本国内唯一の戦場となり...
おおんぞ‐がち【御衣勝ち】
[形動ナリ]からだが小さくて、衣装ばかりが目立つさまを、その状態にある人を敬っていう語。「いと—に身もなくあえかなり」〈源・若菜上〉
おし‐げ【惜しげ】
[名]惜しむ気持ち。「—もなく与える」
[形動ナリ]惜しいと思わせるさま。「みづらゆひ給へるつらつき、顔のにほひ、さまかへ給はむこと—なり」〈源・桐壺〉
おぎろ【賾ろ】
[名・形動ナリ] 1 広大・深遠であること。また、そのさま。「丈六の仏を造りたてまつる功徳(のりのわざ)—なり」〈欽明紀〉 2 程度のはなはだしいこと。また、そのさま。「事の—まことに思ひ切った...
おとなし‐やか【大人しやか】
[形動][文][ナリ] 1 性質や態度が落ち着いていて穏やかなさま。「—な話し方」 2 大人びているさま。「あけて御覧ずれば…と、よに—に書き給へり」〈平家・一二〉 3 年長者らしくしっかりして...
おもい‐ば【思ひ葉】
触れ合い、重なり合って茂っている葉。多く男女の相愛にたとえる。「うそなしに今年二十一社、茂りたる森は—となり」〈浮・一代男・三〉
おま・す
[動サ特活] 1 「ある」「居る」の丁寧語。あります。ございます。「お母はんの旦那が—・す」〈宇野浩二・苦の世界〉 「このふけのとれることが—・すがな」〈滑・膝栗毛・五〉 2 (補助動詞)…であ...