わ‐さんぼん【和三盆】
日本産の粒子の細かい淡黄色の上等な砂糖。江戸時代からもっぱら高級和菓子に用いられ、香川・徳島の特産。中国から輸入したものを唐三盆とよんだのに対していう。
わざ‐と【態と】
[副]《名詞「わざ(業)」+格助詞「と」から》 1 意識して、また、意図的に何かをするさま。ことさら。故意に。わざわざ。「—負ける」 2 とりわけ目立つさま。格別に。「—深き御敵と聞こゆるもなし...
わずらわし・い【煩わしい】
[形][文]わづらは・し[シク]《動詞「煩う」の形容詞化》 1 心を悩ましてうるさい。面倒で、できれば避けたい気持ちである。「近所付き合いが—・い」「雨の日は出掛けるのが—・い」 2 こみ入って...
わせだ‐ぐんきょうじけん【早稲田軍教事件】
早稲田大学で起きた軍事教育反対事件。大正12年(1923)大学内に陸軍の後援による軍事研究団が結成されたのに対し、文化同盟などを中心に学生・教授が反対運動を展開。軍事研究団は解散となったが、文化...
わたくし‐あめ【私雨】
ある限られた地域だけに降るにわか雨。特に、下は晴れているのに山の上だけに降る雨。
わた‐ぼうし【綿帽子】
1 真綿を広げて作ったかぶりもの。初めは防寒用として主に女性が用いた。のちには婚礼のときに新婦が前頭部をおおうのに用いるようになった。置き綿・被(かず)き綿・額(ひたい)綿。《季 冬》「声もせで...
わた‐まゆ【綿繭】
糸をとるのに適さず、真綿とする不良の繭。
わた‐もち【腸持ち】
《腸(はらわた)を持っているものの意》土・石・木などで作ったものに対し、生きもの。生身(なまみ)。「—の如来様と信仰し」〈風流志道軒伝〉
わ‐ばり【輪針】
短い棒針2本の一端どうしを、しなやかなコードでつないだ形の編み針。手袋や靴下など、輪状のものを編むのに適する。
わ‐ほん【話本】
中国の宋代から元のころまで行われた、口語体で書かれた語り物の台本。講史の台本を平語というのに対して、物語の台本をいう。