はせがわ‐せんし【長谷川千四】
[1689〜1733]江戸中期の浄瑠璃作者。大和の人。長谷寺の僧侶の出。竹本座の座付きで、文耕堂・竹田出雲との合作が多い。作「鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき)」「壇浦兜軍記(だん...
はせがわ‐てんけい【長谷川天渓】
[1876〜1940]評論家・英文学者。新潟の生まれ。本名、誠也。雑誌「太陽」の編集に従事。自然主義の論客として脚光を浴びた。評論集「自然主義」など。
はせがわ‐とうはく【長谷川等伯】
[1539〜1610]桃山時代の画家。能登の人。名は又四郎、のち帯刀(たてわき)。初め信春と号して仏画を描いたが、のち京都に出て諸派の画法を学び、名も等伯と改め、日本独自の水墨画様式を確立。また...
はせがわ‐としゆき【長谷川利行】
[1891〜1940]洋画家。京都の生まれ。フォービスム風の筆致と色調による独自の詩情で知られる。
はせがわ‐にょぜかん【長谷川如是閑】
[1875〜1969]ジャーナリスト・思想家。東京の生まれ。本名、万次郎。新聞記者を経て、大山郁夫らと雑誌「我等」を創刊し、自由主義批評家としてデモクラシー思想を鼓吹。文化勲章受章。著「現代国家...
はせがわ‐は【長谷川派】
桃山時代から江戸初期にかけての画派。長谷川等伯(はせがわとうはく)を祖とする。
はせがわ‐へいぞう【長谷川平蔵】
[1745〜1795]江戸後期の幕臣。名は宣以(のぶため)。先手弓頭となり、火付盗賊改を加役としてつとめた。老中松平定信の命により、人足寄場(にんそくよせば)の設置を献策。
はせがわ‐まちこ【長谷川町子】
[1920〜1992]漫画家。佐賀の生まれ。新聞連載された四コマ漫画「サザエさん」で人気を博し、家庭漫画の一典型を確立。ほかに「意地悪ばあさん」など。没後、国民栄誉賞受賞。
はせがわ‐りゅう【長谷川流】
1 剣術の流派の一。天正(1573〜1592)ごろ長谷川宗喜が創始。 2 砲術の流派の一。近世初期、長谷川八郎兵衛一家が創始。 3 流鏑馬(やぶさめ)の流派の一。奈良春日神社の祭日に、御祭奉仕の...
はせがわ‐りょうへい【長谷川良平】
[1930〜2006]プロ野球選手・監督。愛知の生まれ。昭和25年(1950)広島創設とともに投手として入団。小柄な体格ながら鋭いシュートで活躍し、同30年には30勝をあげ最多勝利。引退後は同球...