さ‐が【槎枒/槎牙】
[ト・タル][文][形動タリ]木の枝がごつごつと角ばって入りくんでいるさま。「椿に隣れる梅樹(うめ)の—たるに」〈蘆花・自然と人生〉
さん‐きょ【散居】
[名](スル) 1 散らばって住むこと。「本国の容子を探るの便を計らんとて国境に—したる一組」〈竜渓・経国美談〉 2 孫に当たる者が当主になった時の、その隠居者の称。また、その住居。
さしで‐ぐち【差(し)出口】
でしゃばってよけいな口出しをすること。また、その言葉。「—をたたく」
さん‐ざい【散在】
[名](スル)あちこちに散らばってあること。点在。「湖畔に—する別荘」
こわごわ・し【強強し】
[形シク] 1 いかにもこわばっている。ごわごわしている。「裳、唐衣(からぎぬ)など—・しく装束きたるもあり」〈能因本枕・一二四〉 2 無骨である。ぎこちない。「おのづから—・しき声に読みなされ...
さん‐だん【散弾/霰弾】
発射すると、薬莢(やっきょう)に込められた多数の細かい鉛のたまが銃口から散らばって出るように作られた銃弾。ばらだま。
さん‐じゅう【散住】
[名](スル)人々が、あちこちに散らばって住むこと。「各地に—する民族」
こわ・る【強る】
[動ラ四]こわばってかたくなる。「御乳はいと美しげにおはしますが、いたう—・るまで膨(は)らせ給へれば」〈栄花・楚王の夢〉
ごわ‐ごわ
[副](スル)紙や布などが、かたくこわばっていてしなやかでないさま。また、こわばった布や紙が擦れ合う音を表す語。「洗いたての—(と)したジーンズ」 [形動]に同じ。「のりの利いた—な(の)...
さん‐ぷ【散布/撒布】
[名](スル)《「さっぷ(撒布)」の慣用読み》 1 まきちらすこと。「農薬を空から—する」 2 ちらばって存在すること。「海岸に—せる…古き石より集めたり」〈中村訳・西国立志編〉