ひっ‐こな・す【引っ熟す】
[動サ四] 1 自分の思うままにあしらう。「たのむとばかり—・す文章も」〈浄・聖徳太子〉 2 軽く扱う。ばかにする。「小姑(こじうと)を—・した」〈浄・歌軍法〉
ひっこ‐ぬき【引っこ抜き】
1 引っこ抜くこと。 2 特にすぐれていること。また、その者。「当世しゃれの—」〈咄・鹿の子餅〉
ひっこ‐ぬ・く【引っこ抜く】
[動カ五(四)] 1 勢いよく引き抜く。「大根を—・く」 2 他の組織に属する人などを自分のほうへ強引に移籍させる。「人材をよそから—・いてくる」
ひっ‐こま・す【引っ込ます】
[動サ五(四)]ひっこめる。ひっこませる。「窓から頭を—・す」
ひっ‐こみ【引っ込み】
1 引いてきて中に入れること。引き込み。 2 その場やその物事から身を引くこと。「—際が肝心だ」 3 歌舞伎で、役者が舞台から退場すること。また、そのときの演技・演出。「花道の—」
ひっこみ‐かぶろ【引っ込み禿】
江戸時代、吉原の遊郭で、新造または部屋持ち以上の遊女となる準備のために、内証(主人の部屋)において芸事を習わせるなどさせた禿。
ひっこみ‐がち【引っ込み勝ち】
[名・形動] 1 家にこもって、外へ出ようとしないこと。また、そのさま。「病気をしてから—になった」 2 進んで物事をしようとする気構えがないこと。また、そのさま。「内気で—な(の)性格」
引(ひ)っ込(こ)みがつか◦ない
行きがかり上、途中で退いたりやめたりすることができない。「言い出した手前—◦なくなった」
ひっこみ‐じあん【引っ込み思案】
[名・形動]内気で、積極的に人前に出たり自分から行動を起こしたりすることができないこと。また、そのような性格や、そのさま。「—な(の)青年」「—で友達がなかなかできない」
ひっ‐こ・む【引っ込む】
《「ひきこむ」の音変化》 [動マ五(四)] 1 ㋐突き出たものが、元のほう、元の状態に戻る。「ダイエットで腹が少し—・んだ」 ㋑本来の面よりも内に入り込んだ状態になる。「寝不足で目が—・む」 ...