ふくろ‐もち【袋持ち】
1 主人の外出の際、物入れの袋を持って供をすること。また、その者。「—に提灯(ちゃうちん)消させて」〈浮・胸算用・三〉 2 《大国主命が兄たちの荷物を持ったところからという》人に遅れをとること。...
ふくろ‐もの【袋物】
1 ㋐紙入れ・タバコ入れ・手提げなど袋状の入れ物の総称。 ㋑茶道具を包む布製の袋。仕服(しふく)・大津袋など。 2 袋に入れた品物。「—の菓子」 3 壺や徳利(とくり)などのように、胴がふくらん...
ふくろやまぶし【梟山伏】
狂言「梟(ふくろう)」の異称。大蔵流が「梟」、和泉(いずみ)流が「梟山伏」を用いる。
ふく‐わかし【福沸(か)し】
1 元日の朝に若水をくんでわかすこと。《季 新年》「灰の静か鍋の静かや—/東洋城」 2 正月に神前に供えた餅(もち)を、7日・15日などに雑煮やかゆの中に入れて食べること。福入り雑煮。《季 新年》
ふく‐わけ【福分け】
[名](スル)祝いの品や人からもらったものを他の人に分けてやること。また、そのもの。福渡し。お裾分(すそわ)け。おふくわけ。
ふく‐わげ【吹く髷】
女性の髪形の一。勝山髷に似て輪をふっくらとさせたもの。江戸後期から侍女などが結い、明治中ごろには京都で流行した。
ふくわ‐じゅつ【腹話術】
口唇を動かさずに話す術。また、人形が話しているように見せる芸。
ふく‐わら【福藁】
正月に、門口や庭に敷く新しいわら。《季 新年》
ふく‐わらい【福笑い】
正月の遊びの一。目隠しをして、輪郭だけが描かれたお多福やおかめの絵の上に、別に厚紙で作った目・鼻・唇などを並べ、出来上がりのおかしさを楽しむもの。《季 新年》「目隠しが透いて見えたる—/梓月」
ふ‐くん【夫君】
他人の夫の敬称。ご主人。