ふくろ‐みち【袋道】
「袋小路(こうじ)」に同じ。「ついに党派と伝授との—に堕ちて行った」〈小林秀雄・実朝〉
ふくろ‐みみ【袋耳】
1 一度聞いたら決して忘れないこと。また、その人。 2 織物の耳を袋織りにしたもの。
ふくろ‐むし【袋虫】
根頭目フクロムシ科の甲殻類の総称。カニ・エビ・ヤドカリなどの腹部に寄生する。体は袋状で、根のような突起を宿主の体内に入れて養分を吸収し、宿主に去勢の現象を起こす。
ふくろ‐めん【袋麺】
袋入りの即席麺。麺を鍋で煮て、粉末スープなどを加えて食べる。
ふくろ‐もじ【袋文字】
手書き、またはコンピューター上での文字修飾で、輪郭線のみで表現した文字のこと。縁取り文字。
ふくろ‐もち【袋持ち】
1 主人の外出の際、物入れの袋を持って供をすること。また、その者。「—に提灯(ちゃうちん)消させて」〈浮・胸算用・三〉 2 《大国主命が兄たちの荷物を持ったところからという》人に遅れをとること。...
ふくろ‐もの【袋物】
1 ㋐紙入れ・タバコ入れ・手提げなど袋状の入れ物の総称。 ㋑茶道具を包む布製の袋。仕服(しふく)・大津袋など。 2 袋に入れた品物。「—の菓子」 3 壺や徳利(とくり)などのように、胴がふくらん...
ふくろやまぶし【梟山伏】
狂言「梟(ふくろう)」の異称。大蔵流が「梟」、和泉(いずみ)流が「梟山伏」を用いる。
ふく‐わかし【福沸(か)し】
1 元日の朝に若水をくんでわかすこと。《季 新年》「灰の静か鍋の静かや—/東洋城」 2 正月に神前に供えた餅(もち)を、7日・15日などに雑煮やかゆの中に入れて食べること。福入り雑煮。《季 新年》
ふく‐わけ【福分け】
[名](スル)祝いの品や人からもらったものを他の人に分けてやること。また、そのもの。福渡し。お裾分(すそわ)け。おふくわけ。