ふ‐ぼく【扶木】
1 東海の日の出るあたりの海中にあるという神木。転じて、朝日の当たっている木。扶桑。 2 神殿の建築に用いられる神木。
ふ‐ぼく【浮木】
水に浮いている木。うきぎ。
ふ‐ぼく【腐木】
くさった木。朽ち木。
ふぼくしゅう【夫木集】
「夫木和歌抄」の異称。
腐木(ふぼく)は柱(はしら)と為(な)す可(べ)からず卑人(ひじん)は主(しゅ)と為(な)す可(べ)からず
《「漢書」劉輔伝から》腐った木が柱にはならないように、いつ災いを招くかわからないから、品性の卑しい人を主人としてはいけない。
ふぼくわかしょう【夫木和歌抄】
鎌倉後期の私撰和歌集。36巻。藤原長清撰。延慶3年(1310)ごろの成立とされる。万葉集以後の家集・私撰集・歌合わせなどの撰から漏れた歌1万7000余首を、四季・雑に部立てし、約600の題に分類...