て‐みせ【手見せ】
腕前を人に見せること。「時平公へ宗旨を替へた—の働き」〈浄・手習鑑〉
とら‐がり【虎刈(り)】
頭髪などの刈り方がへたで、虎の毛模様のように段々になっていること。
とく‐よう【徳用/得用】
[名・形動] 1 値段のわりに利益のあること。安くて得なこと。また、そのさま。「—な(の)洗剤」「—品」 2 徳があり、応用の才を備えていること。「汝は坐道場の—を備へたり」〈盛衰記・一〉 3 ...
とり‐たが・う【取り違ふ】
[動ハ下二]間違えて取る。とりちがえる。「人のもとにさるもの包みて送るやうやはある。—・へたるか」〈枕・八四〉
て‐しょう【手性】
手先でする仕事のじょうず・へた。手先の器用さ、不器用さ。「—がいい」
とんでろじいちゃん
山中恒の児童文学作品。少年が祖父と共に祖父の子ども時代へタイムスリップするファンタジー。平成5年(1993)刊行。第31回野間児童文芸賞受賞。平成11年(1999)、大林宣彦監督により「あの、夏...
とり‐の‐あと【鳥の跡】
1 《中国上古、黄帝の時、蒼頡(そうけつ)が鳥の足跡を見て文字を作ったという故事から》文字。筆跡。また、手紙。「—ひさしくとどまれらば」〈古今・仮名序〉 2 へたな文字や筆跡。「陸奥国紙(みちの...
て‐ずつ【手づつ】
[名・形動ナリ]へたなこと。不器用なこと。また、そのさま。「一といふ文字をだに書きわたし侍らず、いと—にあさましく侍り」〈紫式部日記〉
手(て)が下(さ)が・る
1 腕前が鈍る。「三味線の—・る」 2 字がへたになる。「しばらく筆を持たないとすぐ—・る」 3 飲酒の量が減る。「年をとってすっかり—・った」
たて‐ちが・う【立て違ふ】
[動ハ下二]互い違いに立てる。互いに重ならないように立てる。「几帳どもの—・へたるあはひより見通されて」〈源・蜻蛉〉