しら・う
[動ハ四](他の動詞の連用形に付いて)互いに…し合う。しろう。「いと深からずともなだらかなるほどにあひ—・はむ人もがな」〈源・末摘花〉
しょ‐つう【初通】
初めて手紙をやること。最初の手紙。「—よりして文章命も取るほどに」〈浮・一代女・一〉
しらかわ‐よふね【白川夜船/白河夜船】
《京都を見てきたふりをする者が、京の白河のことを聞かれて、川の名だと思い、夜、船で通ったから知らないと答えたという話によるという》 1 熟睡していて何も知らないこと。何も気がつかないほどよく寝入...
じょう‐やど【定宿/常宿】
1 いつもきまって泊まる宿屋。 2 いつもきまって遊興する茶屋。「—をきはめ、大臣と言はるるほどの人」〈浮・一代男・五〉 3 高級な遊女が揚屋の中にもつ専用の部屋。「市橋が—、八畳敷の金の間は」...
しり‐あがり【尻上(が)り】
1 後ろまたは終わりのほうが上がっていること。「横書きの字が—に並ぶ」⇔尻下がり。 2 物事の状態があとになるほどよくなっていくこと。「—に調子が出る」⇔尻下がり。 3 言葉のあとのほうの音調が...
しょく‐やすみ【食休み】
[名](スル)食後に休息をとること。「二〇分ほど—する」
しょうめつほうしゃせい‐かくしゅ【消滅放射性核種】
かつて超新星爆発などの元素合成の過程で生成されたが、放射性崩壊によって自然界から検出不可能なほど消滅してしまった放射性核種。地球上では崩壊生成物や鉱物中にみられる崩壊時の放射線の飛跡から、アルミ...
しるし‐の‐おび【標の帯】
懐妊を祝って、そのしるしに結ぶ帯。5か月めの吉日に妊婦が腹に締めた。いわた帯。「かの恥ぢ給ふ—の引き結はれたるほどなど」〈源・宿木〉
しょう‐ね【性根】
1 その人の根本の心構え。心の持ち方。根性(こんじょう)。こころね。「—を据えてかかる」「—の腐ったやつ」「—を入れかえる」 2 確かな心。正気。「暫し—も付かざりしが」〈浄・松風村雨〉 3 物...
しょう‐だい【掌大】
手のひらほどの大きさ。転じて、物や場所の小さいことのたとえ。「—の葉」