つめ‐はくせん【爪白癬】
《医学では「そうはくせん」という》手足の爪の間に白癬菌が侵入して発症する皮膚真菌症。白癬に続いて起こることが多く、爪が白く濁り、厚くなり、ボロボロと崩れる。痛みやかゆみなどの自覚症状はないが、放...
はら‐め・く
[動カ四] 1 はらはらと音を立てる。「雨の脚、当たる所とほりぬべく—・き落つ」〈源・須磨〉 2 ばらばらになる。ぼろぼろになる。「紙衣(かみぎぬ)なんどの、…ゆゆしげに破れ—・きたるを」〈発心集〉
糞土(ふんど)の牆(しょう)は杇(ぬ)るべからず
《「論語」公冶長から》ぼろぼろに腐った土塀は上塗りができない。なまけ者は教育しても甲斐がないというたとえ。
へい【弊】
[常用漢字] [音]ヘイ(漢) [訓]ついえる 1 物が破れてぼろぼろになる。ついえる。「弊衣・弊履」 2 からだがぐったりとなる。「疲弊」 3 たるんで生じた害。「弊害・弊風/悪弊・旧弊・語弊...
へい‐い【弊衣/敝衣】
破れてぼろぼろになった衣服。「—を身にまとう」
へいい‐はぼう【弊衣破帽】
ぼろぼろの衣服と破れた帽子。特に、旧制高等学校の生徒の間に流行した蛮カラな服装。「第一高等学校に、—の豪放ぶりや」〈里見弴・安城家の兄弟〉
ぼろ【梵論/暮露】
半僧半俗の物乞いの一種。鎌倉末期に発生。室町時代には尺八を吹いて物を乞う薦僧(こもそう)が現れ、のちの虚無僧(こむそう)はこの流れという。梵論字(ぼろんじ)。梵論梵論(ぼろぼろ)。
ぼろ【襤褸】
《擬態語「ぼろぼろ」から出た語》 1 使い古しの布。ぼろきれ。「—で靴を磨く」 2 着古して破れた衣服。また、つぎだらけの衣服。「—を着る」 3 隠していた都合の悪い点。また、失敗。「—を隠す」...
ぼろいし‐やま【双石山】
宮崎県南東部、宮崎市南部にある山。鵜戸(うど)山地最北端に位置する。標高509メートル。南東部には加江田(かえだ)渓谷が流れ、国指定天然記念物の照葉樹自然林が残されている。県自然休養林にも指定さ...
ぼろ・ける【襤褸ける】
[動カ下一] 1 古くなってぼろぼろになる。「崖の下の、—・けた低い藁家に」〈三重吉・小鳥の巣〉 2 落ちぶれる。また、老いぼれる。〈和英語林集成〉