こころ‐やまし・い【心疚しい/心疾しい】
[形][文]こころやま・し[シク] 1 良心がとがめるさま。うしろめたい。「言われてみれば、十分に—・いものがあった」〈康成・雪国〉 2 心が穏やかでない。いらだたしい。不愉快だ。「さうざうしく...
このまし・い【好ましい】
[形][文]このま・し[シク]《動詞「この(好)む」の形容詞化》 1 感覚的に好きである。感じがいい。このもしい。「—・い女性」「—・い香り」 2 そうあってほしい。また、そうあるべきである。の...
こまごま‐し・い【細細しい】
[形][文]こまごま・し[シク] 1 たいそう細かい。また、細かく雑多である。「—・い台所道具」 2 煩わしい。くだくだしい。「つまらぬことまで—・く取り上げて言う」 3 たいへん詳しい。「唐土...
こ‐やかまし・い【小喧しい】
[形][文]こやかま・し[シク]ちょっとしたことにもいちいち口を出してうるさい。口うるさい。「—・く言い立てる」
さいそく‐がまし・い【催促がましい】
[形][文]さいそくがま・し[シク]いかにも催促するようである。「—・い話ですが」
さしで‐がまし・い【差(し)出がましい】
[形][文]さしでがま・し[シク]必要以上に、他人のことに関与しようとする。出過ぎた感じである。「—・いことを言うようですが」 [派生]さしでがましさ[名]
しせるたましい【死せる魂】
《原題、(ロシア)Myortvïe dushi》ゴーゴリの長編小説。1842年刊。詐欺師チチコフと地主や地方官僚との交渉を通し、ロシア社会の醜悪面を痛烈に描く。
じゆう‐がまし・い【自由がましい】
[形]いかにも勝手である。わがままである。「—・うござりますがお早くお願ひ申します」〈伎・覗機関〉
すさまじ・い【凄まじい】
[形][文]すさま・じ[シク]《動詞「すさ(荒)む」の形容詞化。古くは「すさまし」とも》 1 程度がはなはだしいさま。 ㋐恐ろしい。ものすごい。「—・い形相」「—・い台風のつめあと」 ㋑驚くほど...
せせ‐こまし・い
[形][文]せせこま・し[シク] 1 狭くて窮屈な感じがするさま。狭くるしい。「—・い家並み」 2 考え方や性質などがこせこせして、心にゆとりがないさま。「—・い料簡」 [派生]せせこましさ[名]