おもい‐し・める【思い染める】
[動マ下一][文]おもひし・む[マ下二]深く心に染み込ませる。「眼早くそれを視(み)て取ッて、直ちに心に—・める」〈二葉亭・浮雲〉
およす・く
[動カ下二]《「す」「く」の清濁はともに未詳。連用形の例だけがみられる》 1 成長する。成人する。「若君のいと美しう—・け給ふままに」〈源・浮舟〉 2 大人ぶる。ませる。「まだきに—・けて、ざれ...
おち‐の‐ひと【御乳の人】
貴人の子の乳母。江戸時代、乳を飲ませる「お差し」、抱くだけの「抱き乳母」に対して、幼児の保育全般に携わった婦人の称。おち。「—の滋野井殿(しげのいどの)」〈浄・丹波与作〉
おれおれ‐さぎ【俺俺詐欺】
《「オレオレ詐欺」と書くこともある》「オレだよ、オレ」と子供や孫のふりをして高齢者などに電話し、事故で金がいる、サラ金の取り立てが厳しいなどとだまして現金を指定した口座に振り込ませる詐欺。また、...
おし‐しず・める【押(し)沈める】
[動マ下一][文]おししづ・む[マ下二] 1 力を込めて沈ませる。「桶(おけ)を川へ—・める」 2 故意に待遇を悪くする。「おとどの、強ひて女御を—・め給ふもつらきに」〈源・少女〉
おり‐こ・む【織(り)込む】
[動マ五(四)] 1 地色と違う色の糸や模様を入れて織る。「金糸を—・む」 2 一つの物事の中に、他の物事を含み込ませる。組み入れる。「教訓を—・んだ童話」 3 株価を予測する際に、株価に影響を...
かい‐い【快意】
心を楽しませること。気持ちのよいこと。「一時の—に百年の定命(じょうみょう)を縮める」
かくうせいきゅう‐さぎ【架空請求詐欺】
架空の費目で請求を行い金品をだまし取ること。請求書を送りつけて、現金を指定した口座に振り込ませるなどの手口があり、請求方法は、封書・電子メール・電報などさまざま。詐欺罪・恐喝罪の対象となる。→振...
かい‐ちょく【戒飭】
[名](スル)人に注意を与えて慎ませること。また、自分から気をつけて慎むこと。「—処分」「諄々(じゅんじゅん)として党員を—したが」〈嶺雲・明治叛臣伝〉 [補説]「かいしょく」と読むのは誤り。
か・う【飼う】
[動ワ五(ハ四)] 1 食べ物を与えて動物を養い育てる。「猫を—・う」 2 動物に食べ物・水を与える。「鷹に—・はんとて、生きたる犬の足を斬り侍りつるを」〈徒然・一二八〉 3 毒や薬などを飲ませ...