ねごろ‐ぬり【根来塗】
中世、根来寺やその近辺で主に日用品として作られた漆器。黒漆で下塗りした上に朱漆を塗ったものが多い。長年の使用で黒漆が斑文(はんもん)となってあらわれたものが茶人に好まれたため、それを意図的に表現...
ねこひっかき‐びょう【猫引っ掻き病】
グラム陰性菌の一種が感染することによって起こる感染症。病原菌をもつネコに引っかかれたり、噛まれたりすることで感染するが、ネコに対してはまったく病原性はない。咬傷(こうしょう)後に炎症が生じ、リン...
寝覚(ねざ)めが悪(わる)・い
眠りから覚めたときの気分がよくない。転じて、過去の行為を思い出し、良心に責めさいなまれる。「むごい仕打ちをした後は—・い」 [補説]文化庁が発表した平成27年度「国語に関する世論調査」では、本来...
ね‐こそぎ【根刮ぎ】
根まですっかり抜き取ること。転じて、余さずすべてすること。ねこそげ。副詞的にも用いる。「金目のものを—盗まれる」
ねこ‐だ
わらや縄で編んだ大形のむしろ。また、背負い袋。ねこ。「—敷く車力は人にうらやまれ」〈柳多留・二二〉
ネゲブ‐さばく【ネゲブ砂漠】
《Negev》イスラエル南部にある砂漠。東はヨルダン地溝帯、西はシナイ半島に挟まれる。主な都市は北部のベールシェバ、南部のエイラト。イスラエル独立後の農業開拓によって建設された町も多い。古代ロー...
ねずみ‐おい【鼠生ひ】
生まれたばかりのネズミ程度に非常に小さく幼いこと。「小さきよりも、世に言ふなる—のほどにだにあらぬを」〈かげろふ・下〉
ねがい‐さげ【願い下げ】
1 願い出たことの取り消しを申し出ること。願書・訴訟などの下げ戻しを願うこと。 2 頼まれても断ること。「そんな話ならこちらから—だ」
ネオピカレスク‐ノベル【neo-picaresque novel】
1950年代の英国で、社会機構に組み込まれることを拒否する若者たちの反抗的な気分を軽快に描いた一群の小説に対する呼称。ジョン=ウェインの「急いで下りろ」など。新悪漢小説。
ネグリト【Negrito】
《小さな黒人の意》東南アジアの一部に居住し、身長が低く暗褐色の肌を特徴とする民族の称。マレー半島のセマン族、フィリピンのアエタ族、アンダマン島の先住民など。ネグリート。ニグリト。