みょう‐が【茗荷】
《「めが(芽香)」の音変化という。「茗荷」は当て字》 1 ショウガ科の多年草。地下茎が横に伸び、地上茎は高さ50センチ〜1メートル。葉は長楕円形で、互生。夏から秋にかけ、地際に苞(ほう)が2列に...
みょうが‐きん【冥加金】
1 神仏の利益(りやく)にあずかろうとして、また、あずかったお礼として、社寺に奉納する金銭。冥加銭。 2 江戸時代の雑税の一。商工業者などが営業免許や利権を得た代償として、利益の一部を幕府または...
みょうが‐せん【冥加銭】
「冥加金」に同じ。「—は沢山に、お心持ちしだい」〈滑・膝栗毛・六〉
みょうがだにのねこ【茗荷谷の猫】
木内昇の連作短編小説集。平成20年(2008)刊行。「茗荷谷の猫 茗荷谷町」のほか、「ぽけっとの、深く 池袋」「庄助さん 浅草」など、東京の地名にちなむ作品9編からなる。
冥加(みょうが)無(な)・し
1 神仏の冥加を受けられない。神仏に見放されている。「兄に向かって弓引かん事、—・きにあらずや」〈古活字本保元・中〉 2 《「冥加なり」を強めた言い方として》冥加に余るさま。かたじけない。もった...
冥加(みょうが)に余(あま)・る
冥加が身に過ぎてありがたい。分に過ぎてもったいない。冥加に尽きる。「—・るもてなし」
冥加(みょうが)に尽(つ)・きる
1 神仏の加護から見放される。「—・きる悪事の数々」 2 「冥加に余る」に同じ。
茗荷(みょうが)の子(こ)
1 ミョウガの花穂のこと。香りがよく、薬味などにする。《季 夏》 2 《1が、出るそばから取られることから》ばくちに負けることをいうしゃれ。「出ては取られる—」
みょう‐き【妙機】
仏語。すぐれた機根。「此世ならぬ霧の香をかぎあてた一瞬の—を」〈石川淳・普賢〉
みょうき‐あん【妙喜庵】
京都府乙訓(おとくに)郡大山崎町にある臨済宗東福寺派の寺。山号は、豊興山。明応年間(1492〜1501)ごろ、山崎宗鑑が結んだ待月庵が、のち、禅院となったもの。豊臣秀吉が千利休に建てさせたと伝え...