みょうえ【明恵】
[1173〜1232]鎌倉初期の僧。華厳宗中興の功労者。紀伊の人。諱(いみな)は高弁。栂尾(とがのお)山に高山寺を開き、華厳宗興隆の道場とした。また、宋から栄西が将来した茶の栽培でも知られる。著...
みょうえしょうにんいくん【明恵上人遺訓】
鎌倉時代の法語集。1巻。明恵の口述を弟子の高信が筆記。嘉禎4年(1238)成立。仏道修行の心構えや教戒など50余条を述べたもの。阿留辺幾夜宇和。
みょう‐えつ【名謁】
⇒名対面(なだいめん)1
みょうえん【明円】
[?〜1199]平安末期・鎌倉初期の円派の仏師。慶派の台頭した時期にあって、円派の伝統的な彫刻様式を伝えた。大覚寺の五大明王像などの作品がある。めいえん。
みょう‐おう【明王】
1 大日如来の命を奉じ、怒りの相を表し、悪魔を降伏(ごうぶく)して仏法を守護する諸尊。五大明王など。特に、不動明王をさす。 2 智慧の王、すなわち真言(しんごん)のこと。
みょう‐おう【冥応】
仏語。知らないうちに神仏が感応して加護や利益(りやく)を授けること。冥感。
みょうおう‐いん【明王院】
滋賀県大津市にある天台宗の寺。山号は、北嶺山。開創は貞観元年(859)。開山は相応。比叡山の回峰行者の参籠所となり、葛川修験道の拠点ともなった。 広島県福山市にある真言宗大覚寺派の寺。山号は...
みょう‐おん【妙音】
いうにいわれぬ美しい音声、また音楽。
みょう‐おん【冥恩】
目に見えない神仏の恩恵。冥加(みょうが)。「これ天照大神の—なり」〈盛衰記・四〇〉
みょうおん‐こう【妙音講】
妙音天を祭って供物を供え、琵琶(びわ)などを演奏した楽人たちの集会。