な‐おり【名折り】
「名折れ」に同じ。「むなしく鎌倉へとられん事は、寺中坊中の—」〈曽我・一〇〉
はか‐な・い【果無い/果敢無い/儚い】
[形][文]はかな・し[ク] 1 束の間であっけないさま。むなしく消えていくさま。「—・い命」「—・い恋」 2 不確実であったり見込みがなかったりして、頼りにならないさま。「—・い望み」 3 め...
はん‐と【半途】
行く道の途中。行程のなかば。特に、学業・事業などのなかば。中途。「壮図むなしく—にして挫折する」
馬齢(ばれい)を重(かさ)・ねる
これといったこともせずに、いたずらに年を重ねる。年を取ることを謙遜(けんそん)していう語。「むなしく—・ねる」
ひえ‐びえ【冷え冷え】
[副](スル) 1 冷えきっているさま。非常につめたく感じられるさま。「—(と)した寺の本堂」《季 秋》 2 むなしくさびしいさま。「—(と)した心境」 3 関係などの、つめたくよそよそしいさま...
ふん‐し【憤死】
[名](スル) 1 激しい怒りのうちに死ぬこと。「—するかと想うばかりの険相で」〈紅葉・二人女房〉 2 野球で、ランナーが惜しいところでアウトになること。「本塁突入むなしく—する」
む‐し【夢死】
夢のようにはかなく一生を終わること。むなしく死んでいくこと。「酔生—」
むま【今】
「いま」に同じ。「篠塚(しのづか)の—や—やと待ちわびし君はむなしくなりぞしにける」〈大和・七〇〉