なん‐しつ【軟質】
質がやわらかいこと。また、やわらかい性質。⇔硬質。
なん‐じゃく【軟弱】
[名・形動] 1 質がやわらかく弱いこと。また、そのさま。「—な地盤」 2 意志・態度などがしっかりしていないこと。相手の言いなりになりやすいこと。また、そのさま。「—な態度」
なん‐せい【軟性】
やわらかな性質。柔軟な性質。⇔硬性。
なん‐ちょう【軟調】
1 やわらかい調子であること。⇔硬調。 2 写真の原板や印画で、明暗の対照が弱いこと。画面の調子がやわらかいこと。多く黒白写真でいう。「—のプリント」⇔硬調。 3 相場が下落の傾向にあること。⇔堅調。
なん‐ぶ【軟部】
(体などの)やわらかい部分。
なん‐べん【軟便】
やわらかい大便。
にき【和/熟】
[語素]《中世以降「にぎ」とも》名詞の上に付いて、やわらかな、しなやかな、穏やかな、などの意を表す。「—たえ(和妙)」「—て(和幣)」
にき‐はだ【和肌/柔膚】
柔らかな肌。やわはだ。にこはだ。「夫(つま)の命(みこと)のたたなづく—すらを剣大刀(つるぎたち)身に副(そ)へ寝ねば」〈万・一九四〉
にこ【和/柔】
[語素]やわらかい、こまかいの意を表す。「—やか」「—毛」
にこ・し【和し/柔し】
[形ク]やわらかい。荒々しくない。穏やかである。「毛の—・き物、毛の荒き物」〈祝詞・広瀬大忌祭〉