ゆき‐うさぎ【雪兎】
1 盆などの上に、雪でウサギの形を作り、ユズリハを耳に、ナンテンの実を目にしたもの。《季 冬》 2 ウサギ科の哺乳類。ノウサギよりひとまわり大きく、北海道からシベリア・モンゴル・北ヨーロッパにか...
ゆき‐う・す【行き失す】
[動サ下二]行方がわからなくなる。「我いづちも—・せなむ」〈百座法談〉
ゆき‐うち【雪打ち】
雪投げ。雪合戦。《季 冬》
ゆき‐うら【雪占】
山野に消え残った雪の形によって、農作業のめやすにしたり、また、その年の豊凶を占ったりすること。
ゆき‐おおい【雪覆い】
雪崩などによる害を防ぐために、鉄道や道路を覆うように設ける構造物。
ゆき‐おこし【雪起(こ)し】
雪国で、雪の降る前に鳴る雷。《季 冬》「唯一つ大きく鳴りぬ—/虚子」
ゆき‐おとこ【雪男】
ヒマラヤなど雪深い山中に住むといわれる人間に似た動物。正体は不明。
ゆき‐おに【雪鬼】
雪の精が鬼の姿に化したもの。
ゆき‐おれ【雪折れ】
積もった雪の重みで木の幹や枝、竹などが折れること。また、そのもの。《季 冬》「—や雪を湯に焚く釜の下/蕪村」
ゆき‐おろし【雪下ろし】
1 屋根の上に積もった雪をかき落とすこと。《季 冬》「—屋根をゆるがすことのあり/年尾」 2 雪とともに山から吹きおろしてくる風。《季 冬》「暁やほだ焼(た)きそへる—/暁台」 3 歌舞伎下座音...