しかる‐あいだ【然る間】
[接] 1 そうしている間に。そのうちに。「その後は、いよいよ行ひ怠る事なし。—、貴き聖人なりといふ事世に高く聞えて」〈今昔・一二・三三〉 2 それゆえ。そういうことで。「昔より源平両家左右の翅...
しかる‐べく【然る可く】
[連語]《連語「しかるべし」の連用形》(副詞的に用いて)適当に。よいように。「—取り計らう」 [補説]慣例的に法曹が法廷などで同意や異議なしの表明の際に用いる。
し‐き【紫気】
紫色の雲気。「相摸灘上の—いよいよ勢猛く騰上して」〈蘆花・自然と人生〉
しゅっ‐と【出途】
1 旅立ち。門出(かどで)。出立(しゅったつ)。 2 費用や資金の出どころ。「金の—を止めて以来、竹三郎はいよいよ狂暴になって」〈康成・田舎芝居〉
じっ‐しょう【実正】
[名・形動]確かなこと。偽りやまちがいのないこと。また、そのさま。「いよいよ—と知れてから手を着けたい」〈鴎外・大塩平八郎〉
[副]実際に。本当に。まことに。「—それがしとの縁組はいやの」〈...
じょう‐にち【定日】
「じょうじつ(定日)」に同じ。「これより、いよいよ正月二十日を太夫出世の—とす」〈色道大鏡・三〉
すさ・ぶ【荒ぶ/進ぶ/遊ぶ】
《上代は上二段活用であるが、平安時代ころから四段にも活用するようになった》 [動バ五(四)] 1 気持ちや生活態度にゆとりやうるおいなどがなくなる。とげとげしくなる。荒れる。「心が—・ぶ」 2...
すて‐おぶね【捨(て)小舟】
1 乗る人もなく打ち捨てられた小舟。 2 頼りない身、かえりみられることのない身のたとえ。「僕たち外国にいるものは、いよいよこれは—というところかな」〈横光・旅愁〉
ぜん‐ご【善後】
あとのためによいようにすること。また、後始末をよくすること。「—処置」「一家の—ということも考えて見たかったのだが」〈有島・星座〉
そう‐さ【操作】
[名](スル) 1 機械などをあやつって動かすこと。「ハンドルを—する」「遠隔—」 2 自分の都合のよいように手を加えること。「株価を—する」「帳簿を—する」