なき‐とよ・む【泣き響む/鳴き響む】
《「なきどよむ」とも》 [動マ四] 1 (泣き響む)人があたりにひびくように大声で泣く。泣き叫ぶ。「上下ゆすり満ちて—・むに」〈源・若菜上〉 2 (鳴き響む)鳥・動物などが、あたりにひびきわた...
のと‐じま【能登島】
石川県能登半島東部にある島。七尾湾中央にあり、周囲72キロメートル、面積47平方キロメートル。最高峰は四村塚(よむらづか)山(標高197メートル)。海岸段丘が発達し、農漁業が中心。能登牛・マツタ...
の‐つ‐とり【野つ鳥】
[枕]《「つ」は「の」の意の格助詞》野にいる鳥の意から、「きぎし」にかかる。「—雉(きぎし)はとよむ家つ鳥かけも鳴く」〈万・三三一〇〉
ぬり‐やかた【柒屋形】
彩色した屋形舟。「沖つ国うしはく君が—丹柒(にぬ)りの屋形神が門(と)渡る」〈万・三八八八〉 [補説]用例の原表記は諸本「染屋形」で、従来「しめやかた」または「そめやかた」とよまれていたが、この...
うら‐わ【浦曲/浦廻】
《上代語で「み」とよむべき「廻」を旧訓で「わ」とよんだために生じた語》「うらみ(浦廻)」に同じ。「玉寄する—の風に空晴れて光をかはす秋の夜の月」〈千載・秋上〉