い・し【美し】
［形シク］ １ よい。すばらしい。見事である。「鞠は—・しいものかな」〈弁内侍日記〉 ２ 巧みである。じょうずだ。「歌の音(こゑ)のよさよ、—・しう—・しうとほめられたり」〈盛衰記・一七〉 ３ ...
うち【内】
［名］ １ （「中」とも書く）ある一定の区域・範囲の中。 ㋐仕切られた内側。内部。「家の—」⇔外(そと)。 ㋑中心または手前に寄ったほう。「—に切れ込むシュート」 ㋒ある範囲に含まれるもの。「...
うつくし‐が・る【愛しがる】
［動ラ四］かわいらしいと思う。かわいがる。「松君のをかしうもの宣(のたま)ふを、誰も誰も、—・り聞こえ給ふ」〈枕・一〇四〉
うち‐しゅ【内衆】
その家に使われている人々。使用人・家来など。「主人達から—まで、人らしい人はない」〈浄・女護島〉
うぶ【初／初心／産／生】
［名・形動］ １ （初・初心）世間ずれがしていないこと。ういういしいこと。また、そのさま。「そのまま信じるほど—ではない」 ２ （初・初心）まだ男女の情を解しないさま。「—な娘」 ３ （産・生）...
うた‐がま・し【歌がまし】
［形シク］ひとかどの歌らしい。「さすがに—・しう、われはと思へるさまに最初(さいそ)によみ侍らむ」〈枕・九九〉
うまし‐くに【美し国】
《「うまし」はシク活用形容詞の語幹でもある終止形》すばらしい国。よい国。「—そあきづ島大和の国は」〈万・二〉
うべうべ・し【宜宜し】
［形シク］《副詞「うべ」を重ねて形容詞化した語。「むべむべし」とも表記》 １ 格式張っている。もっともらしい。「面持ち声遣(こわづか)ひ、—・しくもてなしつつ」〈源・少女〉 ２ 頼みがいがある。...
うたまい‐どころ【歌舞所】
奈良時代ごろの歌舞をつかさどった役所。大宝令にある雅楽寮の一部か、別の役所かは不明。日本固有の歌舞を扱ったらしい。
うす‐ぎたな・い【薄汚い／薄穢い】
［形］［文］うすぎたな・し［ク］どことなく汚れている感じである。なんとなく汚らしい感じがする。うそぎたない。「—・い身なり」「—・い根性」 [派生]うすぎたなさ［名］
