げんがい‐ろか【限外濾過】
濾紙などでは濾過できない、コロイド粒子のような微細な粒子を濾過する方法の一。従来、素焼き板やコロジオン膜・セロハン膜のような半透膜が使われたが、近年はさまざまな粒の大きさに対応した多孔性の高分子...
げんけい‐しつ【原形質】
細胞の生きている部分を構成し、生命活動の基礎となっている物質。核と細胞質からなり、細胞膜に包まれ、全体としてコロイド状を呈する。
コアセルベーション【coacervation】
親水性コロイド溶液にアルコールなどの沈殿剤などを添加したり、温度を変化させたりしたときに、濃厚なコロイドゾルが分離する現象。この分離した小液滴をコアセルベートという。
コアセルベート【coacervate】
親水性コロイド溶液中の粒子が集合して、濃厚なコロイドゾルとなり、小液滴として他の部分から分離したもの。他の物質を付着させたり取り込んだりする性質をもつため、生化学者オパーリンはこれを地球上での生...
こう‐か【膠化】
[名](スル)コロイド溶液(ゾル)が固体状物質(ゲル)になる現象。ゲル化。
こう‐しつ【膠質】
コロイドのこと。⇔晶質。
こうしつ‐かがく【膠質化学】
⇒コロイド化学
こうぶんし‐ぎょうしゅうざい【高分子凝集剤】
コロイド溶液で粒子を凝集させ、沈殿を促すための添加物。粒子はフロックとよばれる綿くず状の沈殿物となり、汚水の浄化などに利用される。
コロイダル‐シリカ【colloidal silica】
コロイド状のシリカ。粒径10〜300ナノメートル程度の非晶質の二酸化珪素(けいそ)を、水などの溶媒に安定的に分散させたもの。研磨材として用いられる。シリカゾル。
コロイド‐かがく【コロイド化学】
コロイド状態にある物質の物理的・化学的性質を研究する物理化学の一部門。膠質(こうしつ)化学。