かたん・ずる【難んずる】
[動サ変][文]かたん・ず[サ変]《「かたみす」の音変化》むずかしいと考える。困難とする。「甘き苦悩なるが故に割愛を—・ずるのである」〈鴎外・青年〉
かっ・す【喝す】
[動サ変]大声でしかる。どなりつける。「分を踰(こ)えたる衣服の奢(おごり)は国法の許さざるところなるぞ…と—・したり」〈鴎外訳・即興詩人〉
かっ・する【渇する】
[動サ変][文]かっ・す[サ変] 1 のどがかわく。「—・する者は水を選ばず」 2 水がかれる。「湖水が—・する」 3 欠乏を感じてひどく欲しがる。「血に—・すること虎狼の如き四囲の彊国(きょう...
かみ・する【上する】
[動サ変][文]かみ・す[サ変]《近世遊里語》揚屋などの座敷で、客の世話をする。「—・する男、お床は二階へと呼び立つれば」〈浮・一代女・二〉
かろん・じる【軽んじる】
[動ザ上一]「かろんずる」(サ変)の上一段化。「約束を—・じる」
かろん・ずる【軽んずる】
[動サ変][文]かろん・ず[サ変]《「かろみする」の音変化》 1 軽くみる。価値や意味があるものとしてみない。大切に思わない。「人を—・ずる」「命を—・ずる」⇔重んずる。 2 軽くする。「刑の疑...
かん・じる【感じる】
[動ザ上一]「かん(感)ずる」(サ変)の上一段化。「寒さを—・じる」
かん・じる【観じる】
[動ザ上一]「かん(観)ずる」(サ変)の上一段化。「生命のはかなさを—・じる」
かん・する【冠する】
[動サ変][文]くゎん・す[サ変] 1 そのものを限定する言葉や、名称・称号・文字などを、上につける。「企業名を—・した競技大会」 2 冠(かんむり)をのせる。転じて、元服する。
かん・する【刊する】
[動サ変][文]かん・す[サ変]《木を刻む意から》板行する。刊行する。出版する。「故人の詩文を集録して—・する」