れん・ず【練ず】
[動サ変]なれて巧みである。熟練する。「宮などの—・じ給へる人にて」〈源・藤袴〉
ろう・する【労する】
[動サ変][文]らう・す[サ変] 1 苦労して働く。骨を折る。「—・せずして手に入れる」 2 骨を折らせる。働かせる。「心を—・する」 3 ねぎらう。なぐさめる。「骨折りを—・する」
ろう・する【弄する】
[動サ変][文]ろう・す[サ変]《古くは「ろうず」とも》 1 もてあそぶ。思うままに操る。「策を—・する」「諧謔(かいぎゃく)を—・する」 2 あざける。からかう。なぶりものにする。「—・じて(...
ろう・する【老する】
[動サ変][文]らう・す[サ変]《「ろうずる」とも》年をとる。老いる。「いよいよ—・していよいよ其尊きを知る」〈福沢・福翁百話〉
ろう・する【聾する】
[動サ変][文]ろう・す[サ変]耳が聞こえなくなる。また、聞こえなくする。「耳を—・する騒音」
ろう・ず【領ず】
[動サ変] 1 「りょう(領)する1」に同じ。「入道の—・じ占めたる所どころ」〈源・明石〉 2 「りょう(領)する3」に同じ。「この—・じたりける物の身に離れぬ心地なむする」〈源・夢浮橋〉
ろく・する【勒する】
[動サ変][文]ろく・す[サ変] 1 ととのえる。統御する。「部下の兵を—・するとすぐに」〈中島敦・李陵〉 2 彫る。刻む。また、書きとどめる。「大石に労績を—・せらるるの人」〈中村訳・西国立志編〉
ろく・する【録する】
[動サ変][文]ろく・す[サ変]書きとどめる。記録する。「先達の業績を—・する」
ろん・じる【論じる】
[動ザ上一]「ろん(論)ずる」(サ変)の上一段化。「事の是非を—・じる」
ろん・ずる【論ずる】
[動サ変][文]ろん・ず[サ変] 1 筋道を立てて述べる。「現代文学について—・ずる」「環境問題を—・ずる」 2 互いに意見をたたかわす。論争する。また、言い争う。「夜を徹して—・ずる」 3 (...