はやし‐またしち【林又七】
[1613?〜1699?]江戸前期の装剣金工家。尾張の人。本名、清三郎、または重治。肥後の加藤家・細川家に仕える。巧みな透かしと布目象眼により肥後鐔(つば)の完成者とされ、林派(春日派)の祖となった。
はやし‐まりこ【林真理子】
[1954〜 ]小説家・エッセイスト。山梨の生まれ。コピーライターを経て、現代女性の心理に焦点を当てたエッセーで人気を得る。小説では官能的な恋愛ものを多く手がける。「最終便に間に合えば」「京都ま...
はやし‐もの【囃子物】
1 中世の芸能で、笛・鼓・太鼓などではやしながら歌舞・物真似(ものまね)などを行うもの。多くは、作り物や風流(ふりゅう)を伴う。祭礼などに行われた。 2 狂言謡の一。1が狂言に取り入れられたもの...
はやしや‐しょうぞう【林屋正蔵】
[1780〜1842]落語家。初世。林屋(5代目から林家)派の祖。江戸の人。初世三笑亭可楽の門下。道具を使用した怪談噺(ばなし)を創始。戯作もよくした。
はやし‐ゆうぞう【林有造】
[1842〜1921]政治家。高知の生まれ。板垣退助らと立志社を創立。西南戦争では武器購入に奔走したが、発覚して投獄。国会開設後、衆議院議員、逓相・農商務相を歴任。自由党・政友会に所属。
ハヤシ‐ライス
《(和)hashed+riceとも、考案者の名前からともいう》油でいためた牛肉・タマネギ・ジャガイモなどに、ブラウンソースまたはトマトピューレや小麦粉を加えて煮込み、飯にかけた日本独特の洋風料理。
はやし‐らざん【林羅山】
[1583〜1657]江戸初期の儒学者。幕府儒官林家の祖。京都の人。名は忠・信勝。法号、道春。朱子学を藤原惺窩(ふじわらせいか)に学び、徳川家康から家綱まで4代の将軍に侍講として仕えた。上野忍岡...