くものいと【蜘蛛の糸】
歌舞伎舞踊。常磐津(ときわず)。本名題「蜘蛛糸梓弦(くものいとあずさのゆみはり)」。金井三笑作詞、初世佐々木市蔵作曲。明和2年(1765)江戸市村座初演。土蜘蛛の精が、切り禿(かむろ)の少女・...
け‐あらし【毛嵐】
海面から立ち上る水蒸気が、陸上からの冷たい空気に触れて発生する霧。川・湖の場合にもいう。厳冬期の北日本に多い。
げば‐ひょう【下馬評】
《下馬先で主人を待っている間、供の者がしあう批評の意》第三者が興味本位にするうわさ・批評。「—に上る」
こう‐えん【紅炎/紅焔】
1 くれないの炎。 2 太陽の彩層からコロナの中に立ち上る炎状のガス。皆既日食のときは望遠鏡で、平時は分光望遠鏡で見ることができる。形や大きさはさまざまで、寿命は数分から数か月に及ぶものまである...
こうじん‐ばんじょう【黄塵万丈】
[形動][文][ナリ]黄色の土ぼこりが風に乗って空高く立ち上るさま。「—にかすむ大地」
こう‐ほ【候補】
ある地位や資格などを得るのにふさわしいと、他から認められている人。また、ある選択の対象としてあげられている人や物。「—に上る」「優勝—」
こくとう‐こう【黒頭公】
1 昔、中国で年若くして三公、すなわち太保・太傅(たいふ)・太師の位に上る人。 2 《頭が黒いところから》筆のこと。
ごさん‐なれ
[連語]《断定の助動詞「なり」の連用形「に」に、係助詞「こそ」、動詞「あり」の連体形、推定の助動詞「なり」の已然形「なれ」の付いた「にこそあるなれ」の音変化。近世中期以降「ござんなれ」とも》 1...
ごじょう‐ざか【五条坂】
京都市五条通りの東、清水(きよみず)へ上る所にある坂。
さか【坂/阪】
1 一方が高く他方が低く傾斜している道。また、その傾斜。さかみち。「—を上る」「下り—」 2 物事の区切りを、坂の頂上にたとえていう語。多く、年齢についていう。「六〇の—を越す」