さげ‐おだれ【下げ尾垂れ】
屋根のひさし。おだれ。「我等が鼻が高いによって、こなたの—へかまひまして」〈浮・織留・四〉
さげ‐おび【下げ帯/提げ帯】
1 室町時代、宮中の女官などが用いた帯。幅は約20センチで、前に結んで垂らした。 2 江戸時代、御殿女中などが夏に締めた帯。両端に厚紙を入れ、背後で結んだ余りを左右に張って垂らしたもの。
さげ‐かじ【下げ舵】
航空機や潜水艦を下方に向けるときの、舵のとり方。⇔上げ舵。
さげ‐がみ【下げ紙】
役所などで、上役が意見や理由などを書いて文書に貼りつける紙。付箋(ふせん)。付け紙。下げ札。
さげ‐がみ【下げ髪】
1 髪をそのまま、あるいは髻(もとどり)で束ねて後方に垂れ下げた女性の髪形。近世、貴婦人・女官などが祝い日などに行った。垂髪(すいはつ)。すべらかし。 2 歌舞伎の女形のかつらで、毛を後ろに垂れ...
さげ‐ごし【下げ輿】
轅(ながえ)を腰の辺りで持って運ぶ輿。手輿(たごし)。
さげ‐しお【下げ潮】
引き潮。⇔上げ潮。
さげ‐したじ【下げ下地】
江戸時代、女性の髪の結い方の一。鬢(びん)を膨らませ、髱(たぼ)を左右に分けてまげを輪に作り、余りの髪を笄(こうがい)に巻きつけるもの。笄を抜くと下げ髪になる。大名の奥方や姫君などが結った。
さげ‐しぶ・る【下げ渋る】
[動ラ五(四)]下がり続けていた相場の勢いが弱まり、価格が落ち着く。また、下がりそうな状況であるのに相場は下がらない。「ここに来て—・るIT株」「原料安なのに市場価格は—・る」
さげ‐しまだ【下げ島田】
⇒投げ島田