はん‐どうたい【半導体】
電気伝導性が導体と絶縁体との中間である物質。絶対零度では伝導性を示さず、温度の上昇に伴って伝導性が高くなる。ゲルマニウム・セレンなどがあるが、不純物を微量加えたn型・p型半導体のほうが実用が多く...
はんどうたい‐せいぞうそうち【半導体製造装置】
半導体集積回路を製造するための装置の総称。半導体に不純物を添加(ドーピング)する装置、ウエハーを製造する装置、回路パターンの焼き付け(フォトリソグラフィー)をする露光装置、組み立てや検査をする装...
バイヤー‐ほう【バイヤー法】
ボーキサイトから純度の高い酸化アルミニウム(アルミナ)を製造する方法。ボーキサイトを水酸化ナトリウムの熱溶液で処理して、不純物を濾過したのちに冷却する。沈殿した水酸化アルミニウムを加熱することで...
ひかり‐ぞうふくき【光増幅器】
光信号を電気信号に変換せず、そのまま強度を増幅する光デバイスの一。半導体を用いる半導体光増幅器(SOA)、不純物を添加した光ファイバーを用いる光ファイバー増幅器などがある。光アンプ。
ひかりファイバー‐ぞうふくき【光ファイバー増幅器】
《optical fiber amplifier》ある特定の波長の光によって励起されて誘導放出をする不純物を添加した光ファイバーによる光増幅器。不純物として主にエルビウムなどの希土類元素が用いら...
ひょうめん‐さいけつごう【表面再結合】
絶縁体または半導体の表面付近において、電子と正孔の対が再結合すること。一般的に、固体表面は不純物の混入や格子欠陥によって再結合が起きやすいと考えられている。
ピーがた‐はんどうたい【p型半導体】
不純物を加えて、価電子帯に生じる正孔(せいこう)によって電気伝導を行う半導体。シリコンに硼素(ほうそ)やガリウムを添加したものなどがある。→n型半導体
ふかんぜん‐けっしょう【不完全結晶】
格子欠陥や不純物を含む結晶。結晶格子に配列の乱れがない完全結晶は事実上存在しないため、結晶構造の乱れに大きく依存する物理的性質を調べる際に、不完全結晶と呼んで区別する。不整結晶。
ふじゅんぶつ‐さんらん【不純物散乱】
金属や半導体の不純物原子またはイオンによる自由電子の散乱。格子欠陥を生じ、電気抵抗の原因となる。
ふじゅんぶつ‐はんどうたい【不純物半導体】
純粋な半導体に不純物(ドーパント)を添加(ドーピング)した半導体。ケイ素にホウ素を添加するとp型半導体、リンや砒素(ひそ)を添加するとn型半導体になる。外因性半導体。⇔真性半導体。