わび‐びと【侘び人】
1 世をはかなんでさびしく暮らす人。「—のわきて立ち寄る木のもとは頼むかげなく紅葉散りけり」〈古今・秋下〉 2 世に用いられずわびしく暮らす人。「—はうき世の中にいけらじと思ふ事さへ叶はざりけり...
わ‐へい【和平】
[名・形動] 1 人や国が争いをやめて仲直りし、平和になること。「—の道をさぐる」「—交渉」 2 世の中や気候などが穏やかであること。また、そのさま。「湿気と炎熱の為に、気候最も良好—ならざるな...
割(わり)を食(く)・う
損をする。自分のほうに不利となる。「正直者が—・う世の中」
我(われ)とはなしに
自分と同じ身の上ではないのに。「ほととぎす—卯の花のうき世の中になきわたるらむ」〈古今・夏〉