チュチェ‐しそう【チュチェ思想】
《「主体思想」と書く》朝鮮民主主義人民共和国・朝鮮労働党の政治思想。マルクスレーニン主義を基に、金日成が独自の国家理念として展開した。人間は自己の運命の主人であり、大衆を革命・建設の主人公としな...
ちんもく【沈黙】
遠藤周作の歴史小説。江戸時代初期、キリシタン弾圧の中で棄教したポルトガル人司祭を主人公にした作品。昭和41年(1966)発表。同年、第2回谷崎潤一郎賞受賞。昭和46年(1971)、篠田正浩監督に...
つうえん【通円】
茶人。京都の人。もと宇治の農民で、宇治橋の東詰に茶店を出したといわれる。古川通円と自称し、代々その名を継いだとされる。狂言の主人公として有名。生没年未詳。
狂言。舞狂言。旅僧の前に通円という...
つうぞくかんそぐんだん【通俗漢楚軍談】
江戸中期の読本(よみほん)。明代の「西漢通俗演義」の翻訳。15巻。7巻まで夢梅軒章峰、8巻から称好軒徽庵(きあん)訳。元禄8年(1695)刊。漢の劉邦と楚の項羽とを主人公に、その時代の史実を簡明...
つきかげひょうご【月影兵庫】
南条範夫の時代小説に登場する人物。江戸幕府老中松平伊豆守信明の甥(おい)で、上段霞切りを得意とする剣豪。また、その人物を主人公とする時代小説のシリーズ名。シリーズ第1作は、昭和33年(1958)...
ティル‐オイレンシュピーゲル【Till Eulenspiegel】
16世紀初期にドイツで出版された民衆本の主人公。14世紀に実在した遍歴職人をモデルにしたと言われ、機知に富んだいたずらであらゆる階層の人々を手玉にとり、読者の人気を集めた。
ていねんゴジラ【定年ゴジラ】
重松清の長編小説。平成9年(1997)から平成10年(1998)にかけて、「小説現代」誌に連載。単行本は平成10年(1998)刊行。定年を迎えた主人公と、散歩仲間との交流を描く。
テセウス【Thésée】
リュリ作曲の歌劇。序曲と5幕。1675年パリで初演。キノー脚本。アテナイ王テセウスを主人公とする作品。叙情悲劇の代表作として知られる。フランス語の読みに従い「テゼ」ともする。
てつろのしろばら【鉄路の白薔薇】
《(フランス)La Roue》フランスの映画。1922年製作、1924年公開。監督はガンス。第1部「黒の交響曲」、第2部「白の交響楽」の2部構成。老機関手の養女に対する報われない恋心と、それが引...
てつわんアトム【鉄腕アトム】
手塚治虫の長編漫画。また、その主人公。雑誌「少年」に昭和26年(1951)から17年間連載された人気漫画。はじめは「アトム大使」の名で発表された。21世紀を舞台に、天才科学者に作られた少年型ロボ...