アームチェア‐ディテクティブ【armchair detective】
推理小説に出てくる探偵の一類型。現場捜査をせず、書斎の肘掛け椅子に座ったまま情報を分析し、居ながらにして難しい事件を解決してしまう探偵のこと。安楽椅子探偵。
いいだ‐じけん【飯田事件】
明治17年(1884)、愛知・長野両県の自由民権派による政府転覆未遂事件。秩父事件に呼応して、租税軽減・徴兵令廃止などをスローガンに、飯田で挙兵することを計画したが、事前に発覚した。
いい‐もら・す【言(い)漏らす】
[動サ五(四)] 1 言い落とす。言い忘れる。「うっかり用件を—・す」 2 秘密を他人に告げ知らせる。「ふと—・した一言から事件が発覚した」
い‐がい【意外】
[名・形動]考えていた状態と非常に違っていること。また、そのさま。「事件は—な展開を見せた」「—に背が高い」「ベランメーに接近した彼の口の利き方にも—を呼んだ」〈漱石・明暗〉 →案外[用法] [...
いがごえ‐の‐あだうち【伊賀越の仇討ち】
寛永11年(1634)岡山藩士渡辺数馬(わたなべかずま)が義兄荒木又右衛門(あらきまたえもん)とともに、父(一説に弟)のかたき河合又五郎(かわいまたごろう)を伊賀上野で討った事件。赤穂(あこう)...
いき‐さつ【経緯】
物事のこみいった事情。事件の経過。「これまでの—を語る」
いき‐しょうにん【生き証人】
事件や出来事を直接経験し、その体験や事実を語ることができる人。「戦争の—」
いきているユダ【生きているユダ】
尾崎秀樹による実名小説。昭和34年(1959)刊。著者の兄である尾崎秀実が検挙・処刑されるに至ったゾルゲ事件を描く。
いくたましんじゅう【生玉心中】
浄瑠璃。世話物。三段。近松門左衛門作。正徳5年(1715)大坂竹本座初演。遊女おさがと茶碗屋嘉平次の生玉神社での情死事件を脚色したもの。
いけだや‐じけん【池田屋事件】
元治元年(1864)京都三条の旅館池田屋で謀議していた長州藩・土佐藩などの尊王攘夷(そんのうじょうい)派の志士を、新撰組が襲撃した事件。池田屋騒動。