さんかく‐がい【三角貝】
サンカクガイ科の二枚貝の総称。殻は厚く、三角形に近い形をしている。中生代に栄え、トリゴニアはその代表的な仲間で、ジュラ紀・白亜紀の示準化石。現生種がオーストラリア近海に数種知られ、「生きた化石」...
さんじょう‐き【三畳紀】
《Triassic period》地質時代の区分の一。中生代を三分したうちの最初の紀。2億4700万年前から2億1200万年前までの期間。爬虫類(はちゅうるい)・アンモナイト・二枚貝などが急速に...
ざる‐がい【笊貝】
ザルガイ科の二枚貝。浅海の砂底にすむ。殻長7センチほど。殻表には約40本の太い放射肋(ほうしゃろく)があり、黄褐色の地に赤褐色の雲状斑がある。房総以南に分布。食用。
しおふき‐がい【潮吹貝】
バカガイ科の二枚貝。内湾の干潟の砂泥にすむ。貝殻はやや三角形でふくらんでいる。殻長約4.5センチ、黄褐色で縁は紫色を帯びる。掘り出されると出水管から潮を吹き出す。肉は食用。しおふき。《季 春》
しじみ【蜆】
シジミ科の二枚貝の総称。貝殻は三角形で、殻表は多くは黒色で輪脈がある。淡水にすむマシジミ、海水のまじる河口近くにすむヤマトシジミ、琵琶湖水系にすむセタシジミなどがある。食用。《季 春》「すり鉢に...
し‐ぜつ【歯舌】
二枚貝を除く軟体動物の口腔内にある、やすり状の歯。これで食物をかきとる。
しゃくし‐がい【杓子貝】
1 シャクシガイ科の二枚貝の総称。貝殻は白色、球形でよく膨らみ、後端が柄のように長く伸び、杓子状をしている。沿岸の水深50〜200メートルの海底にすむ。 2 イタヤガイの別名。貝殻に柄をつけて杓...
しゃこ‐がい【硨磲貝】
シャコガイ科の二枚貝の総称。貝殻は一般に大きく、二枚貝中最大のオオジャコガイは殻長1メートル、重さ200キロ以上に達する。殻は扇形で、波状に湾曲する。珊瑚礁にすみ、外套膜(がいとうまく)の間に微...
しゅっすい‐かん【出水管】
二枚貝の2本の水管のうち、外側にあり、えらを通った水が出ていく管。入水管より細く長い。
しゅもく‐がい【撞木貝】
シュモクアオリガイ科の二枚貝。潮間帯下の岩礁に足糸(そくし)で付着する。貝殻は丁字形で、殻長約15センチ、黄白色。本州中部以南に分布。撞木がき。