しじみ‐がい【蜆貝】
1 シジミのこと。また、その貝殻。 2 少女の陰部をいう隠語。成人女性の陰部を赤貝になぞらえるのに対していう。 3 少女。また、江戸吉原で禿(かむろ)のこと。「やい—、二人ともにここへ来い」〈伎...
した‐じ【下地】
1 物事が成り立つ土台となるもの。基礎。素地。素養。「小さいころから音楽の—がある」「—が入っているのですぐに酔う」 2 (「助枝」とも書く)木や竹の細い材を縦横に組んだ壁の骨組み。壁下地。かべ...
しんぼう‐たちやく【辛抱立(ち)役】
歌舞伎の役柄の一。大いに活躍する役に対して、控えめな演技で、忍耐が見所となる立ち役。「五大力恋緘(ごだいりきこいのふうじめ)」の源五兵衛など。
せりふ【台詞/科白】
1 俳優が劇中で話す言葉。「—をとちる」 2 人に対する言葉。言いぐさ。「気のきいた—を吐く」「そんな—は聞きたくもない」 3 きまり文句。「頼み事をするときのお得意の—だ」 4 理屈や言い分を...
そめ‐そめ【染め染め】
[副]《「そめぞめ」とも》 1 墨痕(ぼっこん)あざやかに書くさま。「五大力菩薩(ぼさつ)と、—と筆を動かせける」〈浮・永代蔵・一〉 2 情のこもったさま。しみじみ。「初めのほど嘲(あざけ)りし...
ちゃん‐ころ【銭ころ】
「銭(ちゃん)」に同じ。「銭といっちゃあ、欠けた—もない」〈伎・五大力〉
ちょぼ‐くさ
[副] 1 ちょこちょこと少しずつあるさま。「—と数多きは回覧するの煩はしきを厭ひ、六部を合して二巻となし」〈風来六部集・序〉 2 小声で話すさま。ひそひそ。「—とささやいたり抱きついたり」〈伎...
つけ‐だ・す【付(け)出す】
[動サ五(四)] 1 帳簿などに記しはじめる。「家計簿を—・す」 2 荷物を馬などの背につけて送り出す。「木曽へ木曽へと—・す米は」〈民謡・伊那節〉 3 相撲で、番付に名を追加して載せる。「幕下...
つめ‐なが【爪長】
《「爪に火をともす」の言葉から、火をともすために爪を長くする意》非常にけちなこと。また、その人。「内方は生まれついての—でござれば」〈伎・五大力〉
て‐すじ【手筋】
1 手のひらに現れている筋。「—で運勢を占う」 2 書画・芸事・武芸など、手先を使ってする事柄の素質・天分。「バイオリンの—がいい」 3 囲碁・将棋で、攻防の基本となる手をうまく活用すること。ま...