今日(きょう)の後(のち)に今日(きょう)なし
今日という日が過ぎれば二度と同じ日は来ない。1日1日を大切にせよという意。
きょう‐の‐ひ【今日の日】
《「今日」を強めていう語》まさに今日という日。
今日(きょう)の一針(ひとはり)明日(あす)の十針(とはり)
処置が遅れるほど負担が重くなることのたとえ。今日であれば一針縫うことで繕えるほころびも、明日になれば十針も縫わなければならないという意から。
今日(きょう)は人(ひと)の上(うえ)明日(あす)は我(わ)が身(み)の上(うえ)
今日は人ごとと思っていた災難も、明日は我が身の上に降りかかってくるかもしれない。災難というものは、いつ誰に起こるかわからないものである。昨日は人の身、今日は我が身。
きょう‐び【今日日】
今日このごろ。当今。「—珍しい美談だ」
こん‐じつ【今日】
「こんにち(今日)」に同じ。
こんち【今日】
「こんにち(今日)」の音変化。「お話し申したい事もありますけれど、—はお客と一所ですから」〈逍遥・当世書生気質〉
こんち‐は【今日は】
[感]《「こんにち(今日)は」の音変化》昼間のあいさつの語。「こんにちは」よりくだけた言い方。
こん‐にち【今日】
1 きょう。本日。この日。「—より向こう三日間休業」→昨日(さくじつ) →明日(みょうにち) 2 今の時代。「—の世界情勢」 3 現在。「私が—あるのはあなたのお陰です」 [補説]書名別項。→今日
こんにち【今日】
西東三鬼の句集。昭和26年(1951)刊。