くまの‐まがいぶつ【熊野磨崖仏】
大分県北東部、国東(くにさき)半島南部の豊後高田(ぶんごたかだ)市にある岩壁に刻まれた石仏群。田原(たわら)山(標高542メートル)の西側、熊野地区に位置する。6メートルの大日如来像や8メートル...
くるそん‐ぶつ【拘留孫仏】
《(梵)krakucchandha-buddhaの音写》過去七仏の第四仏。賢劫(げんごう)の時に出現する千仏の第一仏。くるそん。
け‐ぶつ【化仏】
仏語。衆生(しゅじょう)を済度(さいど)するため、機に応じて如来が出現させる仮の仏形。また、菩薩(ぼさつ)などがその本地仏を表示するため、頭上に表す仏形。観音の頭上の阿弥陀像などがある。
けんしょう‐じょうぶつ【見性成仏】
見性によって悟りを得ること。見性悟道。
けん‐ぶつ【見仏】
仏語。仏の姿や光、あるいは浄土のさまを目のあたりに見ること。
げほう‐ぼとけ【外法仏】
市子(いちこ)・口寄せが用いる偶像。
げんしん‐ぶつ【現身仏】
仏・菩薩(ぼさつ)が衆生を救うためにこの世に現れるもの。応身仏(おうじんぶつ)。現身。
こつ‐ぶつ【骨仏】
寺に納められた遺骨を集めて粉にし、セメントで固めて作った仏像。 [補説]各地にあるが、大阪市天王寺区にある一心寺の阿弥陀像が有名。ほぼ10年ごとに造られる。最初の一体は明治20年(1887)に造立。
こつ‐ぼとけ【骨仏】
1 遺骨。また、死人。「正月二日の—とはなりぬ」〈浮・男色大鑑・七〉 2 人をののしっていう語。「やあ、広言なる—」〈浄・妹背山〉
こ‐ぶつ【古仏】
1 昔の仏像。 2 禅宗で、悟りをひらいた高僧の敬称。 3 過去世の仏。