ごおう‐ほういん【牛王宝印】
神社・寺から出す刷り物の守り札で、「牛王宝印」「牛玉宝印」などと書いてあるもの。災難よけに身につけ、また門口にはる。中世以降は、裏に起請文(きしょうもん)を書く用紙として広く使用された。熊野・手...
ごこく‐じんじゃ【護国神社】
国家に殉難した人々の霊を祭る神社。明治維新以降、各地に創建された招魂社を昭和14年(1939)に改称したもの。
ごさん‐なれ
[連語]《断定の助動詞「なり」の連用形「に」に、係助詞「こそ」、動詞「あり」の連体形、推定の助動詞「なり」の已然形「なれ」の付いた「にこそあるなれ」の音変化。近世中期以降「ござんなれ」とも》 1...
ごさん‐めれ
[連語]《断定の助動詞「なり」の連用形「に」に、係助詞「こそ」、動詞「あり」の連体形「ある」、推量の助動詞「めり」の已然形「めれ」の付いた「にこそあるめれ」の音変化。近世中期以降「ござんめれ」と...
ごしき‐ぬま【五色沼】
福島県中北部、磐梯山(ばんだいさん)北麓の磐梯高原にある小湖沼群。明治21年(1888)、磐梯山の爆発による泥流のくぼ地に地下水がたまってできたもの。毘沙門(びしゃもん)・赤・深泥(みどろ)・...
ごだい‐さん【五台山】
中国山西省北東部の山。標高3058メートル。台状の五峰からなる。峨眉(がび)山・天台山とともに中国仏教の三大霊場の一。文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の住む清涼山とされる。元代以降はチベット仏教の聖...
ごナンバー‐しゃ【五ナンバー車】
小型乗用車の通称。 [補説]ナンバープレートに1桁の分類番号が使用されていた当時、5が小型乗用車に適用されていたことから。分類番号が2桁、3桁に変更されて以降、50番台、500番台に加えて、70...
ご‐は【呉派】
中国、明代中期以降の画派。沈周(しんしゅう)を祖とし、文徴明・董其昌(とうきしょう)など、南宗画を復活・展開した文人画家たちをいう。→浙派(せっぱ)
ご‐ふん【胡粉】
日本画で用いる白色顔料。カキ殻を粉砕・水簸(すいひ)・乾燥したもので、主成分は炭酸カルシウム。室町時代以降用いられ、それ以前は鉛白(えんぱく)をいった。
ごらんぜ◦らる【御覧ぜらる】
[連語]《動詞「ごらんず」の未然形+尊敬の助動詞「らる」》「見る」の尊敬語。ご覧になる。「主上は御涙にくもりつつ、月の光もおぼろにぞ—◦られける」〈平家・六〉 [補説]古くは、受け身・可能・自発...