余所(よそ)に◦見(み)る
自分とは関係のないものとして、放っておく。「試験に関係のない事なら、どうなとなれと—◦見て」〈二葉亭・平凡〉
余所(よそ)の見(み)る目(め)
関係のない第三者が見ること。はため。「—も哀れなり」〈浄・矢口渡〉
よそ‐びと【余所人】
関係のない人。他人。「この中納言を—に譲らむが口惜しきに」〈源・早蕨〉
よそ‐ほか【余所外】
《同じ意味の「よそ」と「ほか」を重ねて強めた語》全く関係のない所。また、全く関係のないこと。「迚(とて)も—の小供では続かないが」〈二葉亭・浮雲〉
よそ‐み【余所見】
[名](スル) 1 よそを見ること。わきみ。よそめ。「—してはいけません」 2 見て見ないふりをすること。「汝が禍を—するに忍びず」〈永峰秀樹訳・暴夜物語〉 3 「余所目(よそめ)1」に同じ。「...
よそ‐みみ【余所耳】
よそながら聞くこと。それとなく聞くこと。「夫婦仲のよいのは…よそ目—にもわるくないもの」〈蘆花・思出の記〉
よそ‐め【余所目】
1 よそから見たところ。はたの見る目。よそみ。「—をはばかる」「—には楽に見える仕事」 2 よそのことのように見ること。傍観すること。「自分で拵えた此一場の架空劇を—に見て」〈漱石・明暗〉 3 ...
よそ‐もの【余所者/他所者】
他の土地から移って来た人。また、仲間でない人。「—扱いをする」
よそ‐いき【余所行き】
⇒よそゆき
よそ‐ゆき【余所行き】
1 よそへ行くこと。外出すること。よそいき。「—の支度をする」 2 外出するときの衣服や持ち物。よそいき。「—に着かえる」 3 ふだんと違った、改まった言葉や態度。よそいき。「—の言葉を使う」「...