こう‐じん【巷塵】
世俗の汚れ。俗塵。
こう‐じん【紅塵】
1 赤茶けて見える土ぼこり。市街地に立つ土ぼこりなどにもいう。「—三千丈の都会」〈独歩・牛肉と馬鈴薯〉 2 俗人の住む世の中。また、俗世の煩わしさ。俗塵。「—深く重(かさな)りて厭(いと)う可(...
こう‐じん【黄塵】
1 空が黄色く見えるほどの激しい土ぼこり。《季 春》「—の野面の隅に雪の富士/秋桜子」 2 世の中の俗事。世間の煩わしさ。俗塵。「—にまみれる」
じん【塵】
[音]ジン(ヂン)(呉) [訓]ちり 〈ジン〉 1 ちり。ほこり。「塵埃(じんあい)・塵芥(じんかい)・塵土/灰塵・黄塵・後塵・砂塵・微塵(みじん)・梁塵(りょうじん)」 2 俗事。俗世間。「...
じん‐しん【塵心】
俗塵に汚れた心。俗世間の名利をむさぼる心。俗心。
だつ‐じん【脱塵】
世の中のわずらわしさからのがれること。俗塵を避けること。脱俗。
ちくりん‐の‐しちけん【竹林の七賢】
中国晋代に、俗塵(ぞくじん)を避けて竹林に集まり、清談を行った七人の隠士。阮籍(げんせき)・嵆康(けいこう)・山濤(さんとう)・向秀(しょうしゅう)・劉伶(りゅうれい)・阮咸(げんかん)・王戎(...
へい‐きょ【閉居】
[名](スル)家にとじこもっていること。また、その場所。籠居(ろうきょ)。「一家に—し、俗塵を避る」〈福沢・学問のすゝめ〉