やまとぞっくん【大和俗訓】
江戸中期の教訓書。8巻。貝原益軒著。宝永5年(1708)刊。儒教道徳をもとに、特に婦女子を対象とした実践倫理を説く。益軒十訓の一。
よ【余/予】
[代]一人称の人代名詞。わたくし。われ。現代では改まった文章や演説などで用いる。「—が執らんとする倫理学説の立脚地を」〈西田・善の研究〉
ようめい‐がく【陽明学】
中国、明の王陽明が唱えた儒学説。形骸化した朱子学の批判から出発し、時代に適応した実践倫理を説いた。心即理(しんそくり)・知行合一(ちこうごういつ)・致良知(ちりょうち)の説を主要な思想とする。日...
らん‐りん【乱倫/濫倫】
[名・形動]倫理にはずれた行いをすること。特に、男女関係の乱れていること。また、そのさま。「其様な—な…考えても分りそうなもんだ」〈二葉亭・其面影〉
り【理】
[音]リ(呉)(漢) [訓]おさめる きめ ことわり [学習漢字]2年 1 玉石を磨いたときに現れる筋のある模様。広く、筋の通った模様。「肌理(きり)・地理・文理・木理・連理」 2 物事に備わっ...
りそう‐しゅぎ【理想主義】
1 理想を立て、実現しようとする立場。空想的、観念的な性格をもつが、現実を改革する重要な基盤ともなる。アイデアリズム。 2 現実をありのままに描写せず、何らかの理想に即して、美的、倫理的調和のう...
りっ‐ぽう【律法】
ユダヤ教で、神から与えられた宗教・倫理・社会生活上の命令や掟。モーセの十戒はその典型。また、モーセ五書の総称。トーラー。
りん【倫】
[常用漢字] [音]リン(呉)(漢) 1 人の守るべき筋道。「倫理/五倫・人倫・破倫・不倫」 2 同列に並ぶ仲間。「絶倫・比倫」 [名のり]おさむ・しな・つぐ・つね・とし・とも・のり・ひと・ひと...
りんしょうけんきゅうにかんする‐りんりししん【臨床研究に関する倫理指針】
臨床研究における被験者の尊厳や人権の尊重など、倫理的・科学的観点から関係者が遵守すべき事項を定めた指針。平成15年(2003)に厚生労働省が策定。研究者の責務、倫理審査委員会の役割・責務、インフ...
りん‐り【倫理】
1 人として守り行うべき道。善悪・正邪の判断において普遍的な規準となるもの。道徳。モラル。「—にもとる行為」「—観」「政治—」 2 「倫理学」の略。