うち‐あか・す【打(ち)明かす】
[動サ五(四)]秘密や悩み事などを包み隠さず話す。うちあける。「兄弟と思う君の事、…、何と—・しては下さらぬか」〈一葉・うもれ木〉
うつり【移り/遷り】
1 人の住所などが変わること。移転。転居。「郊外にお—の由」「都—」 2 火事などが他に伝わること。「火の—が早い」 3 (多く「おうつり」の形で)贈り物の入っていた先方の器や風呂敷にお礼のしる...
う‐どん【迂鈍】
[形動][文][ナリ]愚かで役に立たないさま。世事にうとくてのろいさま。愚鈍。「蒼ンぶくれで、—な顔をした御飯焚が」〈里見弴・安城家の兄弟〉
うら‐やまし・い【羨ましい】
[形][文]うらやま・し[シク]《「うらやむ」の形容詞化》他人の能力や状態をみて、自分もそうありたいと願うさま。また、他人をねたましく思うさま。「兄弟の多い人が—・い」「—・い御身分」 [派生]...
瓜(うり)二(ふた)つ
縦に二つに割った瓜のように、親子・兄弟などの顔かたちがよく似ていることのたとえ。
え【兄】
同性の者のうちの年長者。特に、兄弟・姉妹で年上の者。⇔弟(おと)。「かつがつもいや先立てる—をし枕(ま)かむ」〈記・中・歌謡〉 [補説]「え(兄)」と「おと(弟)」との複合が「えと(干支)」であ...
え【得/能】
[副]《動詞「う(得)」の連用形から》 1 (下に打消しの語または反語を伴って)不可能の意を表す。…できない。うまく…できない。「若者は挨拶の言葉も—言わないような人で」〈有島・溺れかけた兄弟〉...
えてんらくへんそうきょく【越天楽変奏曲】
宮城道雄の箏(そう)と管弦楽の協奏曲。1927年作曲。雅楽の越天楽を題材とする。近衛秀麿・直麿兄弟による交響曲編曲も知られる。
えん【縁】
1 《(梵)pratyayaの訳》仏語。結果を生じる直接的な原因に対して、間接的な原因。原因を助成して結果を生じさせる条件や事情。「前世からの—」 2 そのようになるめぐりあわせ。「一緒に仕事を...
縁(えん)を切(き)・る
1 夫婦や親子などの関係をなくす。「兄弟の—・る」 2 あることとの関係を解消する。「タバコとは—・る」